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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、 始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。 そんな先輩たちの実体験から学ぶ「起業あるある!」&ワンポイントガイド。
第37回 イベント初出店に挑むも、コロナ禍で来場者数が激減! 廃棄回避への願いと素直な声に、共感と応援の輪が広がる



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「先輩経験談 あるある!ピンチ&リカバリー」

第37回 
イベント初出店に挑むも、コロナ禍で来場者数が激減!
廃棄回避への願いと素直な声に、共感と応援の輪が広がる

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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、
始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。
そんな「起業あるある!」事例から学ぶシリーズ。

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 川野真理子さん 2007年設立
 東京都中央区
 
なみへい合同会社 代表社員
https://namihei5963.shopselect.net/
https://www.namihei5963.com/ 
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「東京から故郷おこし」をコンセプトに、
日本各地の食材をはじめ、郷土料理や伝統文化、
生産物や人間にまでスポットを当てる飲食店、
全国うまいもの交流サロン『なみへい』を10年間営んできた川野さん。
2019年からはマルシェや委託販売へと、シフトチェンジして活動中だ。
HPは持っていない、メールもやらない、地元でしか流通していない、
そんな全国の生産者さんがつくりだす逸品を
多くの方に届けたい、との思いは創業当時から変わらない。
それどころか、ますますその情熱と行動力は増しているかのようだ。
そんな川野さんに、今夏、大ピンチとなる事件が発生した。

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「つい先月の話です。東京ビックサイトで開催された
『骨董ワールド』というイベントに出店したんです。
会場にはカフェとコンビニしかなく、食品ブースが少ないとのことで、
ランチを売りませんか?とお声かけいただいたのです。
骨董業界では日本最大級で、ブース数だけで200、
毎年の来場者は1日1000人で、3日間も開催する大イベントとのこと。
初めてなので、どのくらいランチ数を用意すればいいのかもわからず、
ブース数で計算して、1日200~250食のおにぎりとお総菜のセットを用意したのです。
開催前のほぼ1カ月、昼夜問わず、せっせとおにぎりを握り続けたのですが、
時間切れで750食までは用意できず。
でも、これも後から思えば、幸いでした。

というのも、コロナの影響が思った以上に響いて、来場者が激減。
初日から人がまばらで、『え?え?え?』さすがの私もお昼前には、
これはマズい、やっちゃったかも、と青ざめました。
たいてい私は、やってみなければわからない!と、
何事にもチャレンジする質ですが、さすがに今回ばかりは、
チャレンジしすぎたと猛省しました。でも顔を伏せている暇はない。
すでに会場に持ち込んだ初日分のおにぎりとお惣菜がある、どうするか。
それだけでなく、2日目・3日目分が、冷凍庫に満杯で待機しているのですから。
どうにかしなくては!
食べ物に関わる生き方をずっとしてきて、
関わる方たちの思いも手間暇も愛情も存分に知っている私が、
食品を廃棄するなど、心が痛すぎる試練です……。
なんとか、フードロスを回避せねばと、声を張り上げ、SNSで呼びかけました。
正直に、助けてくださいと。

当日分は価格を下げてできるだけ販売し、抱えてしまった在庫は、
子ども食堂へ寄付する・運ぶという流れにすべく、準備を開始。
お惣菜は保管くださっていた市場の冷凍庫で月末までOKと快諾いただいて、
『イベントあるあるだよ~』と慰めていただきました。
ちょうどこのイベントが終わったら勉強させてくださいねと、
夏の初めの頃にお願いしていた通販支援サイトのツクツクさんに大協力いただいて、
短時間で支援協力のお願いサイトを立ち上げることもできました。
ただ、寄付したい送りたいとは言っても、食堂のつてもありません。
その情報収集も呼びかけました。
かつての私のメルマガ読者さん一人一人へも、手動でメールを送り、
ここ最近ご無沙汰だった旧知のみなさんにも、
勇気を出してお願いメールをしたところ、
たくさんの方が応援くださって。
中には『川野さんの頑張りが励みになる』とも言っていただいたり、
旧知の友人同士が私のSNS上で再会を喜んでいたりと、思わぬギフトもいただきました。

神様は克服できない試練を与えない、私はそう常々思ってきましたが、
まさかこの歳でこの夏にこんな試練を与えられるとは。
でも本当に、たくさんの方に助けていただき、なんとか目処が立ってきました。
各地の子ども食堂へ寄付することができたほか、
購入くださった団体施設や個人のお客さまもたくさん。
ようやく御礼の報告をブログやメールでやり遂げたところです。

ある程度の年齢になると、事業で失敗しても隠そうとするでしょうし、
今回のことも表ざたにせず、廃棄する選択肢もありました。
でも、私は廃棄したくない。
けれど、自力ではどうしようもない規模とレベルでした。
ならば、限界を超えて全力を尽くしたうえで、
素直に助けを求めよう!と、それしかないと思ったわけです。
いくつになっても、素直に『困った』という勇気。
これが、多くの人の心に届いて響いた結果、応援を頂けたのかと。
神様が与えてくれた大切な教えかもしれませんね。
まだまだやりたいことは山積みです。
これ以上はできない!という限界ギリギリまで頑張る経験を今夏させてもらったので、
夢の実現に向かって、さらに挑んでいきます。素直さと勇気でね!」

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   あなたの挑戦を応援しマッスー☆
      ワンポイントガイド
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今から20年以上も前の話ですが、私が主催したとある
会合に、見知らぬ人が押しかけてきました。「その会
合に参加する予定の人の中に、一度会ってみたい人が
いる」と。いやいや、驚きました。どこかで会合の情
報を仕入れたのでしょうが、だからといって、いきな
り来ないですよね。その豪の者が川野さんでした(笑)。
これが私と彼女の出会いです。結局、私は彼女に惹き
付けられました。すごい行動力だし、何より、人と会
い、人をつなぐことへの思いの強さに、感銘を受けた
からです。以降、長きに渡ってお付き合いをさせても
らい、高まるバイタリティーを目の当たりにし続けて
きました。しかし、今回の過剰仕込みは、さすがの川
野さんも肝を冷やしたでしょう。イベントの人出は、
コロナに限らず、天候や経済状況などによって、大き
く上下してしまいます。ですので、適正な仕込み数を
割り出すのは、誰でも難しいこと。結局は、余剰を嫌
って仕込み数を少なくするか、チャンスロスを嫌って
仕込み数を多くするかの、二択しかないのです。ただ、
廃棄をしないつもりなら、本当は来場者予想数の5~
10%程度にしておくと良かったかもしれません。でも、
それも、本当のところは、やってみないとわからない
ことです。むしろ、やってみて、ピンチに立たされた
おかげで、またまた人の輪を熱くさせることができた
のですから、「川野さんらしい仕事ができたな」と、
私は思っています。もちろんご本人は、「冗談じゃな
いよ。ホントに大変だったんだから~」と、おっしゃ
るでしょうが。(ますだ)

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「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.172
(2022.9.12配信)より抜粋して転載しました。
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