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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、 始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。 そんな先輩たちの実体験から学ぶ「起業あるある!」&ワンポイントガイド。
第21回 原因わからず突然のスランプで仕事意欲低下。 自己肯定し、過度な掟を破って心身を開放



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「先輩経験談 あるある!ピンチ&リカバリー」

第21回 
原因わからず突然のスランプで仕事意欲低下。
自己肯定し、過度な掟を破って心身を開放

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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、
始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。
そんな「起業あるある!」事例から学ぶシリーズ。
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 南木正和さん 2005年創業・2008年法人化
 栃木県宇都宮市
 
 株式会社nmox(えぬもっくす)代表取締役 
 https://nmox.com/

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自宅を仕事場に、IT教育サポートとインフラ管理業務からスタートし、
現在は主にWebシステム制作・開発業を営む南木さん。
前職では、パソコン教育のインストラクターを務め、
真剣に向き合うことで人が育っていく喜びを体感したことから、
我が子たちも自分で育児をしたい、自宅で仕事ができれば可能と考え独立した。
以降、育児同様にきめ細やかな温もりある仕事ぶりで、
“ITは人のために”のポリシーと地元優先を貫き、
大企業や大型プロジェクトからの依頼は受けず、信頼と実績を重ねている。

「法人化して12年、ピンチは何度かあったのですが、
私の特性か、過去のことはすぐ忘れてしまいます(笑)。
でも、つい昨夏、初めてスランプに陥りました。
なぜか全くやる気が出なくなったのです。
一日に一時間も作業ができない日々が続いて、
ただただネットニュースやセミナー動画を観て、夜になるのを待つような。
長い間仕事をしてきたことで、それなりにずるさも身に付いたのか、
売り上げが急落することはありませんでしたけれど。
しかし、いずれはお客さまたちにばれて、全てを失うことになるかもと、
恐怖心が湧いてくるものの、身も心も動かない……。
スタッフでもいれば励まし合って、鼓舞して、立ち直れるのかもしれません。
かつては社員5名を各自在宅勤務体制で雇用していましたが、今はひとり。
孤独とは恐ろしいものです。

スランプの壁が崩れ落ちたのは、数カ月後です。
何をしたかと言うと、ふと思って、今の自分を全て認めてあげることにしたのです。
ドキュメンタリー番組でよくあるでしょう?  
問題児が自己肯定することで立ち直る、みたいな物語。
それが頭の隅からふっと舞い降りてきたのです。

『やる気が無くてもいいじゃないか、ずるくてもいいじゃないか、
これはきっと今まで頑張りすぎてきた反動だ、これまで良く頑張ってきたね。
せめてやる気が出た時だけは思いっきり集中しよう』と自分に言い聞かせました。

それと、週に一度は外でひとりで昼食を取る、
週に一度くらいサウナに行く、を始めてみました。

普通の人には普通のことですよね?
でも私にはとても新鮮でした。
何しろ脱サラ起業して以来、
自分のためにお金を使うことをほとんどしてきませんでしたから。
会社員時代とはお金の価値観がガラッと変わったことで、
小遣いゼロ、外飲みもゼロ、
会社の経費になる範囲で昼食を月一度くらい外食するだけ、
そしてお金のかかる趣味は捨てた生き方が当たり前になっていたんですよね。
つまり、お金を使うことが怖かったのです。
会社員の時は、定期的に固定収入(給料)があったけれど、
当然のことながら、起業後は不定期ですし、売上げも変動します。
もちろん当たり前のことで、頭では理解していても、
見えない不安がいつの間にか、自分に縛りを課してきたのでしょう。
ほかにも、社会保険加入の際に記載した、就業規則の勤務時間に縛られて、
くそ真面目に朝から夕方に仕事をせねば、と思い込んできました。
今回のスランプ脱出作戦として、それも取っ払っいました。
集中できる時だけ集中する働き方に変えたことで、
作業の集中度は明らかに以前より上がりました。

きっと頑張り続けることに慣れてしまい、
疲れていたことに気付けなくなっていたのでしょう。
新型コロナ感染症の影響で、これまで年に数回やっていた
趣味のライブ演奏ができなくなったことも要因のひとつかもしれません。

人が多いところへは行けなくても、
自分ひとりで、自分の好きなところへ、自分が行きたい時に、
良く頑張ってきたねと自分へのわずかなご褒美・気晴らしを
贈ることが大切だと気づきました。
社会の縛りは仕方ないとしても、
自分で自分に課した縛りは見直せますからね。
これでまたしばらくは元気に働けそうです!」


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   あなたの挑戦を応援しマッスー☆
      ワンポイントガイド
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独立してすべてを自分で決められるようになる。これこそ、起業
の醍醐味です。ところが、タイプによって、その決め事の中身が
まるで違ってくるから面白い。「オレの会社だ、文句があるか」
と、好き勝手にお金を使いまくる図太い人もいれば、南木さんの
ように、慎重になり過ぎるくらい慎重になってしまう人もいます。
ただ、結論から言えば、放蕩社長より南木さんのほうが100倍い
い。南木さんは縛り過ぎてやる気がなくなったと言っていますが、
杜撰な人はやる気を失くす前に会社を失っているはずですから。
そのうえで、確かに長く自分を型にはめ過ぎていると息が続かな
くなりますから、どこかで緩めてあげることが必要です。緩める
といっても、自分のためにお金を使うことや心身を休ませること
の意義を考え、理解し、南木さんがしたように、週一回はどこか
へ行くなど、ちゃんと行動に移すことが肝要です。気をつけたい
のは、「お金を使う」や「休む」という決め事に縛られないこと。
節約したくなったらまたすればいいし、猛烈に働きたくなったら、
またそうすればいいのです。つまり臨機応変。これが長持ちの秘
訣だと私は思っています。(ますだ)

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「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.133
(2021.1.12配信)より抜粋して転載しました。
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