一般社団法人起業支援ネットワークNICe

ユーザーログイン
最新イベント


お役立ちコラム



Column
NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」304号 「関係ないようで、実は関係ある」を見つける



──▼─────────────────────────────────
<最近の財産> 「関係ないようで、実は関係ある」を見つける
──▼─────────────────────────────────

着物の着付け教室を開業したいという女性から相談を受けた。
そう語るだけあり、ご自身の和装も板に付いている。

起業のお手伝いの手始めは、その人の経歴を知ること。

「これまではどんなお仕事をされていたのですか?」

「私は工学部出身で、長年、役所で土木専門職を務めてきました。
退職したのは今年の春です」

「わっ、意外な過去ですね。じゃあ、春までは作業着とヘルメット?」

「はい。設計も積算もやりましたけど、
現場での施工管理もたくさんやりましたから、いつもそんな格好でした」

髪を美しく結い上げ、付け下げを着こなす目の前の女性が、
つい最近まで、ヘルメットと作業着と安全靴で外を飛び回っていた……。

すごいギャップ。

だからご本人も「経歴はあまり役に立たないと思います」と言う。

ああ、わかってないなあ。
まあ、わかっていないから、私のような支援者の出番があるわけだが。

「長く土木の部署で仕事をしていたのなら、
気心の知れた建設会社とか土木関係の組合の人とか、いますよね?」

「はい。もちろん」

「古い業界じゃないですか。会合や寄り合いや式典なんかも多いですよね。
そこに、社長だけじゃなくて、奥様が同席することもあるでしょ?」

「ええ……。あっ、はい。ああ、そうですね!」

「でしょ。今は民間人ですから、その人たちに営業すればいいんですよ。
あなたは、すごい財産を持って起業できるってことです」

「確かにそうですね。でも、まったく考えもしませんでした」

「無闇にチラシを撒いたり、広告にお金を使ったりする前に、
お知り合いに声を掛ければいいんです。灯台下暗し、ですね」

「やってみます」

「ぜひ、やってみてください。その営業ルートなら、
『作業着から着物に大変身』というギャップがツカミになりますし(笑)」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第304号(2024/11.14発行)より一部抜粋して掲載しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 
 前の記事
次の記事 



最新のお知らせ NEWS
2024-12-18 08:01:28NEWS
 本日配信:NICeメルマガvol.223【増田紀彦の視点・第131回 そろそろ発表。令和7年度税制改正大綱】

プライバシーポリシー
お問い合わせ