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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」303号 森と山とビジネスチャンス



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<最近の視界>  森と山とビジネスチャンス
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森の中の一軒家。山の中の一軒家。
それぞれ、想像するのはどんな建物?

私は森の中だと洋風の建物が浮かび、山の中だと和風の建物が浮かぶ。
西欧には大きな森が広がり、日本には所狭しと山並みが連なるからか。

そう考えると、
♪森へ行きましょう 娘さん が、
♪山へ行きましょう 娘さん では渋すぎるし、
「お爺さんは 山へ柴刈に」が、
「お爺さんは 森へ柴刈に」ではイマイチ勤勉さが感じられない。

やはり、森は西欧的なモチーフであり、
山は日本的なモチーフということになるのだろう。

であれば、森は憧れの象徴、山は現実の象徴。そう言い換えることもできそうだ。

もっとも日本は中東の国々のように、まるで森がないわけではないし、
ネパールやブータンのような峻険極まる山国でもない。

創意工夫を凝らせば、豊かさを手に入れることは可能だし、
厳しさを克服することも可能。日本はそういう環境にあり、
その環境は日本人の精神性に大きな影響を与えている。

つまり、何事にかかわらず、頑張ればどうにかできる……。
本来、日本人には、そういう心持ちが通底していたはずだ。

とはいえ、個人の努力だけで厳しさを克服したり、
豊かさを獲得したりすることは容易ではない。
だから、日本人は個以上に共同体を尊んできたが、
その共同体の力量も今となれば心許ない。
そこで、ビジネスの出番になる。

はなから無理だと思うような事柄に人は期待を抱かないし、
そんな事柄にお金を投じようとも思わない。
その点、日本人は、その道のプロに頼れば、
あらかたの願いが叶うと考えている。実際、そうだからだ。

日本の気候風土、日本人の気質。
そこに目を向けたときに視界に飛び込んでくるのは、
ビジネスとして取り組めるテーマの豊富さだ。
起業家にとって日本は、相当においしい市場である。

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第303号(2024/11.7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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