増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」292 二方向ではなく、四方向で
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<最近の発見> 二方向ではなく、四方向で
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中国で「45度青年」という言葉が流行っているらしい。
人が真っ直ぐ立っている姿勢(縦軸)を90度と取り、
人が寝そべっている姿勢(横軸)を0度と取る。
90度は激しい競争に挑む上昇志向を表し、
0度は完全にだらけた無気力状態を表す。
最近の中国では、その中間の45度の姿勢を保つことで、
バランスの取れた人生を過ごそうと考える若者が増えているそうだ。
この「指標」は面白い。
ならば、現在の私は何度だろうと考えたが、すぐに行き詰まった。
そもそも座標の意味するところ自体が、私には当てはまらない。
競争に打ち勝とうなどとは思わないし、
だらけた人生を過ごせるとも思わない。
ただただ、自分らしく生きることに努めたいと願うだけだ。
むしろ、このテーマは四象限で語るほうが適切かもしれない。
四象限は「田んぼ」の「田」の字だと思ってもらっていい。
縦軸は中央から上方向が人と競い合うベクトル。
下方向が自分らしさを求めるベクトル。
横軸は中央から右方向が怠惰に生きるベクトル。
左方向が真面目に生きるベクトル。
こうすれば、中国の青年でも、日本の高齢者でも、誰でも、
自分の生きざまを可視化できるのではないだろうか。
そのうえで、現実の自分の位置と、理想とする位置の2つを、
座標の中にマークしてみると面白い。
簡単だから、ぜひやってみて欲しい。
2つのマークの「ズレ」が、人生の努力目標を定めるヒントになると思う。
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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第292号(2024/5.14発行)より一部抜粋して掲載しました。
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