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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」251 その割合、50人に1人



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<最近の発見> その割合、50人に1人
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村重杏奈さんというタレントがいる。

自らを「くたびれたトリンドル」と自虐的に語るオモシロキャラだが、
言われてみれば、確かに村重さんとトリンドル玲奈さんは似ている。

ということは、村重さんもハーフなのかと思って調べてみたら、
プロフィールページに、ロシア人と日本人のハーフと紹介されていた。

では、トリンドルさんは?
こちらはオーストリア人とのハーフとのこと。あ、違う系統なんだ。

ところでハーフという言い方は、どうも正確さに欠ける気がする。
外国人が半分、日本人が半分なら、ハーフ&ハーフが正しいのでは?
いや、むしろダブルというほうが適当かもしれない。

もっとも、ローラさんのように、
2分の1バングラデシュ人、4分の1ロシア人、4分の3日本人だと、
ダブルとも言えない。それならミックスか?

そう考えているうち、国籍の異なる親から生まれた人を、
ひとまとめにして呼ぼうとすること自体、無意味な気がしてきた。

だいたい、私たちが「日本人」と呼ぶ民族も、
数万年の歴史のなかで、あらゆる民族が結合して今日に至っているのだし。

呼称の件は一旦置いておくとして、
私が驚いたのは、村重さんのロシア、トリンドルさんのオーストリア、
ローラさんのバングラデシュのように、
「ハーフ」と言っても、日本人ではないほうの親の国籍が、
想像以上に、多彩であることだった。

果たしてこの3人は例外的なのか? 興味が湧いてさらに調べた。

以下は主なハーフタレント(女性)の名前と、日本人ではないほうの親の国籍。
(50音順)

青山テルマさん……トリニダードトバゴ人
池田エライザさん……フィリピン人
加賀美セイラさん……カナダ人
加藤ローサさん……イタリア人
滝川クリステルさん……フランス人
滝沢カレンさん……ウクライナ人
谷まりあさん……パキスタン人
ダレノガレ明美さん……ブラジル人
春香クリスティーンさん……スイス人
藤田ニコルさん……ニュージーランド人
ベッキーさん……イギリス人
ホラン千秋さん……アイルランド人
宮沢りえさん……オランダ人
May Jさん ……イラン人
LiLiCoさん……スウェーデン人

列記はしなかったが、もちろん、
アメリカや中国、台湾、韓国などとのハーフタレントはたくさんいるし、
その他の国々とのハーフタレントもたくさんいる。
いやいや、実に国際的だ。

もっとも、ハーフは芸能人やスポーツ選手に限って存在するわけではない。
国の統計によれば、その出生数は50人に1人だとか(人口動態調査2016年)。

閉鎖的な島国・ニッポンと呼ばれながらも、
人のご縁に国境はないのだと、あらためて思い知らされる割合だ。

国籍の異なる男女が出会い、愛し合い、子どもを授かる……。

むろん困難はあるだろうが、
困難を超えるからこそ、その2人やその子どもが得るものも少なくないだろう。

国家と国家、あるいは民族と民族も、そんな関係になれないだろうか。
「異なる者」の結合や連携は、新しい世界を開く鍵になると、私は信じている。


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第251号(2022/8.15発行)より一部抜粋して掲載しました。
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