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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」243 「生観戦」は、非日常のかたまり



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<最近の刺激> 「生観戦」は、非日常のかたまり
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千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が完全試合を達成した。

別室でつけっぱなしにしていたテレビから、
「完全試合……」うんぬんとしゃべるアナウンサーの声が聴こえてきたが、
私はてっきりメジャーリーグの話をしているのだと思った。

なぜなら、昔の野球と今の野球とでは、
投手の起用法や配球方法が大きく変わり、打者の技術向上もあって、
「一人の出塁も許さず、9回まで一人の投手が投げ抜く」ことなど、
現実的ではないと考えていたからだ。いわば、
「理論上可能でも、実際には起こらないこと」の代表例だと思っていた。

なので、アナウンサーのしゃべっている話が、
日本での出来事だと理解した時は、心底ビックリした。
そして、すぐに「この快挙が今年で良かった」と思った。

夢の舞台となった千葉市のZOZOマリンスタジアムには、
この日、2万2431人の観客が詰めかけていた。
この人たちが、目の前で歴史的な快挙を目撃したのである。
大半の観客が、この日の興奮と感動を生涯忘れることはないだろう。

無観客試合でなくて、つくづく良かった。
まん防や緊急事態宣言が出ていなくて本当に良かった。

野球に限らず、プロスポーツの「生観戦」は、感性を強烈に刺激する。

勝敗の行方に心が熱くなることはもちろん、
高度なプレーや驚愕するような作戦を目撃することもできるし、
素晴らしい身体能力や凄まじい精神力を味わうこともできる。
また、日本新、世界新、史上初などの大記録に遭遇することもある。
沸き上がる歓声やどよめきに、人の声の凄まじさを感じることもある。
時には、とんだ珍プレーや観客同士のトラブルなどの事件に出くわすこともある。
試合の展開を予測し、敵味方の作戦を評価して、「にわか評論家」にもなれる。
酒も飲める。コーラも飲める。やたらと高額なホットドッグも食べられる。
客席で顧客企業の担当者とそのご家族にバッタリ出会い、
ぎこちない挨拶を交わして、ようやく自席に戻り人心地つくこともできる。
白熱シーンに興奮してビールを手に持ったまま立ち上がり、
中身を前列のお客さんに浴びせて平謝りし、幸い許してもらうこともできる。
どれもこれもが、普段では経験しないこと、できないことばかり。

要するにプロスポーツ観戦は、すべてが非日常体験でできている。
だから楽しい。だから感動する。だから興奮する。だから刺激を受ける。

佐々木投手快挙の報に触れて、
プロスポーツの試合が開催されることの素晴らしさをあらためて痛感した。

自由に商売をし、自由に余暇を楽しみ、世のあれこれから自由に学ぶ。
こんな素晴らしいことがほかにあるだろうか。

平穏であれ。平和であれ。心の底から祈り続ける。
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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第243号(2022/4.14発行)より一部抜粋して掲載しました。
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