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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、 始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。 そんな先輩たちの実体験から学ぶ「起業あるある!」&ワンポイントガイド。
第32回 地域活性・健康づくりの場を創業した直後に震災。 ピンチは常に来る、と腹をくくり、立ち向かう意欲を次のエネルギーに



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「先輩経験談 あるある!ピンチ&リカバリー」

第32回 
地域活性・健康づくりの場を創業した直後に震災。
ピンチは常に来る、と腹をくくり、立ち向かう意欲を次のエネルギーに

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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、
始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。
そんな「起業あるある!」事例から学ぶシリーズ。

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白川正志さん 2007年創業
 新潟県柏崎市
 
 株式会社笑足ねっと(わらかしねっと) 代表取締役
 http://www.warakashi.net/
 
 運動あそび塾・しらさん家(ち)
 特定非営利活動法人 あそびそだちiLabo(2019年法人化) 
 https://asobisodachi.net/
 
 つなが道R
 https://balance-sumo.org/
 
 株式会社白川製作所 代表取締役(2002年承継)
 柏崎市議会 議員(2019年5月~ )

  
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大学時代にメカトロニクス分野を専攻し、
子どもの頃から、人に役立つロボットをつくりたいと夢見てきた白川さん。
自動車部品の精密機器メーカー3代目を継いだ時、
脱下請けの思いと共に、大好きだった祖母のように
最期の最期まで笑って元気で過ごせるような、
人の生活を豊かにするものづくり、健康づくりへの情熱が増したという。

そして独自に開発した、シニア向けバランス運動促進遊具『ばらんすてっぷ』を核に、
エンドユーザーの笑顔にじかに触れたいとの思いから、2007年に第2創業に挑む。
地域活性化・商店街の再生も願い、元映画館を借りて、
運動あそび塾『しらさん家(ち)』を開業。
しかし、わずか3カ月後に新潟県中越沖地震が発生した。

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「大ピンチでしたね。でも、仮設住宅への出張レクリエーションを始めたことで、
みなさんへ知っていただく機会にもなったし、
利用者の満足度評価では100点をたくさんいただけました。
何より、塞いでいらしたシニアの方々が、運動あそびを通じて、
笑い合って、互いに背中をパンパン叩きながら、笑い過ぎて、
涙を流していらっしゃる姿に、こちらが励まされました。
笑い合いを引き出すものづくり、ことづくり、場づくりが
自分にとって一番うれしい瞬間だと、今でもそれが原点であり、大切にしていることです。
また、被災して遊び場がなくなった子どもたちに無料開放したことで、
シニアのための運動あそびは、子どもたちにも大いに通じる、と教えてもらいました。
仲間が集えばコミュニケーション能力もグンと向上する、
幅広い世代が集えば、街の活性化にもつながる。
出張レク終了後は、シニアとジュニアのためのしらさん家へと、自然と移行できました。

運動あそび塾は、毎年3月に修了式を行い、親子で出席してもらっています。
撮りためた写真をスライド上映するのですが、
普段見たことがないような我が子の笑顔に、驚き、涙される親御さんもいらっしゃいます。
立ち上げ当初は、『遊びなのに、習い事じゃないのに、お金を払うのか?』と、
おっしゃる保護者もいましたが、
楽しいと、子どもたちが自然と友達にも親にも広めてくれるのですよね。
今はコロナ禍にも関わらず、有難いことにキャンセル待ちの状態です。
大人が介入しすぎないで見守ると、自然と歳下を守る優しい心も育まれますし、
自分が歳上になった時に、ちゃんと下の子を守ることもできる。
遊ぶことで人と関わり、関ることで学び合い、関り合いを通して
みんなに違いがあるコトを学び、個々の力とチームの力が、
同時進行で育くまれていくと実感しています。
そういう社会性・主体性が育まれ、善き伝統として受け継がれていることも
子どもたちが教えてくれた嬉しいことです。

とはいえ、経営的にはピンチの連続で、リーマンショックも重なり、
融資を受けながらお給料を払っている状態でした。
2019年に運動あそび塾を法人化したのですが、
スタッフが『理事やります!』と立候補してくれました。
また、白川製作所のほうは、切削加工部門を事業譲渡して、
社員5名も受け入れていただけて安堵しました。

事業を継ぐことも、創業することも、
始めた時は、思う通りにいかないことのほうが多い、と腹はくくっていましたし、
経営していれば、常に大小さまざまなピンチがつきものだということも。
本当に、その通りで、ピンチは常にやって来ますね。
でも、それに立ち向かうこと、そのものが、
次へと向かうエネルギーになると実感しています。
これからもあるでしょうが、立ち向かっていきますよ(笑)。

つながりあう『健幸運脳遊具』シリーズとして、
『ばらんすてっぷ』、『ばらんすもう』、
ビー玉転がし迷路パズル『つなが道(ロード)R』へと開発も続けています。
これらは、シニア、ジュニアだけでなく、
企業のチームビルディングにも効果的だと確信して発信しているところです。
今後、世の中のテレワーク化により、
職場でもますます交流の機会が減っていくと思います。
笑顔のつながりをどう生み出すか。心理的な安心・安全なチーム連携をどう育むか。
私は、異質の組合せがイノベーションにつながると信じているので、
みんなで愉しむには、何と何を組合せたらいいかなと、構想をし続けていきたいです。
これは昔からの思考習慣でもあります(笑)」


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   あなたの挑戦を応援しマッスー☆
      ワンポイントガイド
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2007年7月、白川さんが暮らす新潟県柏崎市を中越沖地震
が襲いました。私はその様子をテレビニュースで固唾をの
んで見ていました。古い民家が多く、石塀が将棋倒しのよ
うに崩れているシーンが目に焼きついています。創業直後
の震災。本文では、それでも元気に飛び回っていた様子が
紹介されています。あくまで想像ですが、むしろピンチだ
からこそ、より創業魂に火が点いたのかもしれませんね。
ところが、その翌年にはあのリーマンショックが起きます。
私の会社も、この時一気に仕事を失い大打撃を受けました。
長年会社経営をしてきた私でも泣きそうだったのに、新人
経営者の白川さんにとって、震災から1年でのこの事態、
相当苦しい日々だったことでしょう。よく耐えたと思いま
す。そのエネルギーの正体は何かと考えました。やはり、
ものづくり、ことづくり、場づくりにかける情熱なのだと
思いました。受注仕事の私の会社と、自らの思いを形にし、
世に送り出そうとする白川さんとの違いを痛感します。
「苦しい時こそ夢を」。そんな教訓を白川さんからプレゼ
ントしてもらった気がします。(ますだ)


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編集後記

先輩経験談に登場いただいた白川さんの『健幸運脳遊具』シリーズは、
NICeの集いでたびたび披露いただき、
増田代表はじめ参加者全員で実践しては笑い転げた思い出がたくさんあります。
遊びからチームの本質を学ぶ、をテーマに開発された
『つなが道(R)』もそのひとつ。
4月23(土)24(日)に東京ビッグサイトで開催予定の
『ゲームマーケット2022春』に出展されますので、
どうぞ直にその魅力をご体験ください。
ゲームマーケット2022春】西1ホール「エ23」
 https://gamemarket.jp/booth/4106

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「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.162
(2022.4.11配信)より抜粋して転載しました。
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