vol.101【増田紀彦の視点・地方自治体の非正規職員に、起業の道を!】
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2019.11.21
「つながり力で起業・新規事業!」 メールマガジンVol.101
起業支援ネットワークNICe /
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このメルマガは、NICeの活動に参加された方々、
またはNICe代表理事・増田紀彦と名刺交換をされた方々、
および全国の起業家、経営者、農林水産事業者、起業・創業希望者、
地域振興関係者、中小企業支援・創業支援機関、
一次産業支援機関の方々へ送信しています。
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【1】 年内ファイナル 頭脳交換会in新橋
残席わずか 参加申込みお早めに
【2】 「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」
厳しさを増す経済・経営環境に立ち向かうために、
増田代表が送る、視点・分析・メッセージ
第72回 地方自治体の非正規職員に、起業の道を!
【3】 最新情報
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」180
<最近の発見> 「主人公感」 など4本
【4】 活動予定 NICeの主な勉強会
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間もなく開催 年内ファイナルです!
残席わずか 参加申込みお早めに
11月25日(月)頭脳交換会in新橋
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来週11月25日(月)東京で年来ラストとなる頭脳交換会です。
2組のプレゼンター&テーマも決定し、そのほかに挙手制の
「お悩み相談コーナー」も新設しました。残席わずかござい
ますので、お申込みはお早めにお願いします。
【参加お申込み】
◆webフォームにて
https://ws.formzu.net/fgen/S18467390/
【開催日時】
令和元年 11月25日(月)
開場受付17時45分~ 開演18時・お開き20時予定
【参加費】
NICeユーザーおよび一般:500円
NICe正会員・協力会員・賛助会員:無料
(終了後に忘年懇親会を予定 自由参加。
忘年懇親会費は要別途4000円予定)
【開催場所】
新橋ばるーん(旧桜田小学校)
〒105-0004港区新橋3丁目16番3号
【アクセス】
JR、銀座線、都営浅草線、ゆりかもめ「新橋駅」下車 烏森口徒歩3分
都営地下鉄三田線「内幸町駅」下車 A1出口徒歩10分
地図はこちら
http://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/toshokan/shogaigakushu/01.html
【プレゼンター&テーマ】
〇中村要介さん 東京都
テーマ「乳酸菌とビフィズス菌が一袋に入ったプロテインを販売しています、
PR方法や販売方法についてのアドバイスが欲しい」
〇竹内竜哉さん 福島県
テーマ「美容室メニュー、こんなのどう?
集客マンネリ打破のためのヒントを求めています」
【主催】
一般社団法人起業支援ネットワークNICe
https://www.nice.or.jp
【詳細はこちら】
/archives/47144
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「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」
第72回
地方自治体の非正規職員に、起業の道を!
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【今ともなれば、懐かしい「霞ヶ関」】
「増田もすっかり都落ちしたな」と、陰口を叩かれてから10年は経つ。
今では、私が「霞ヶ関」に日参していた頃のことを知らない人も多い。
「地方を駆けずり回っているオッサン」。それが現在の私のイメージだろう。
それで合っているし、それでいいと思うし、それで、私は本当に幸せだ。
経済産業省や厚生労働省など、
当時、私がお付き合いしていた省庁の人々は、驚くほど働き者だった。
しかし、キャリアとノンキャリアの格差には、最後まで馴染めなかった。
ノンキャリアが優れた発案をしても、キャリアが首を傾げればおしまい。
「ここは、私が居る場所ではない」。そう思うようになった。
その後、NICeの活動や6次化支援、女性起業支援などを通じて、
再び公務員の皆さんとのやり取りが始まった。
ただし、今、私がお付き合いしているのは国家公務員ではなく、地方公務員だ。
【地方の役場には、「普通の感覚」が生きている】
地方公務員には、権威をひけらかすような人はまずいないし、
民間人を見下すような態度を取る人もいない。
職員同士の格差もない、とは言わないが、国に比べればうんと近い。
実際、私が親しくしている、東北のある市役所の議会事務局長は、
入庁1年目の職員からニックネームで呼ばれている(笑)。
さすがにこれは極端なケースかもしれないが、
上級職がそれでいいと思えば、それで通用する価値観が地方にはある。
大事なことは、公務をしっかりやり遂げること。
地方の役場には、当たり前の優先順位が残っている。
しかし、そんな素敵な地方自治体の多くが、今、存亡の危機に瀕している。
【非正規職員の奮闘が支える地方自治体の現場】
昨今の台風被害に関連したニュースなどを通じて、
自治体の職員数が不足しているせいで、
一人一人の職員が大変な労働を強いられていることや、
その不足分を、非正規職員で補っていることなどが大きく報道された。
そう、今や全国の自治体職員の5人に1人が非正規職員である。
細かく見ていくと、政令市を除いた市区の場合、非正規率は32%に達し、
町村に至っては35%にもなる。つまり3人に1人が非正規職員だ。
さらに小規模な自治体では非正規率が50%を超すところもあり、
中には、3人に2人が非正規職員という自治体も実在する。
【金は減る一方、仕事は増える一方の地方自治体】
いったい、いつの間に、こんなことになったのだろう?
実はこの現象、「急激」と言っていいペースで進行している。
総務省の「地方公務員の臨時・非常勤職員に関する実態調査」によると、
2005年では45万6000人だったが非正規職員が、
2016年には64万3000人にまで膨張。
つまりこの10年間で40%強も増加した計算になる。なぜか?
一言で言えば、地方自治体に金が入りにくくなったからだ。
生産人口や事業所数の減少で税収減が進行、にもかかわらず、
安倍政権の誕生以降、地方交付税交付金が着々と減らされているからである。
京都大学の藤井聡教授の計算によると、削減額は1兆円を突破するそうだ。
【民間同様、自治体も将来の不安に備えたい】
正確に言えば、自治体にまったく金がないわけでもない。
使わずに、貯めている部分が少なからずある。
2016年度末の地方公共団体の基金総額は21兆5461億円だが、
この金額は、過去10年間で58%も増加している。
さらに、このうち自治体の「貯金」ともいえる財政調整基金は、
過去10年間で85%も増えているのである。
上記したような「自治体貧困化」の流れの中では、
役場とて、「将来の不安に備えねば……」と考えて当然だろう。
そういう財政状況なのに、自治体の仕事は年々増え続ける一方だ。
待機児童対策しかり、高齢化対策しかり、産業振興しかり、
さらには頻発する自然災害への対応しかりである。
だから、「非正規職員を雇うしか方法がない」という結論になる。
【非正規職員が起業を考えられるキャリア支援制度を!】
大変な仕事を、多くの非正規職員が責任を持ってこなしている。
待遇面では決して報われていないのに、
本当に立派な仕事をする人たちを、私は何人も知っている。
地方の生活と産業を支える、この人たちを守らなければいけない。
この人たちが、いよいよ「バンザイ」をしてしまったら、
本当にこの国は、「地方で暮らすことができない国」になってしまう。
では、どうするか?
もちろん、可能な限り契約条件や待遇の改善を図ってほしい。
しかし、それにも限界がある。
だから私は非正規職員のキャリア形成に注力してほしいと思う。
無期での雇用が無理なら、退職後、その人たちが起業できるようにする、
あるいは、それなりの待遇で民間企業に就職できるようにする、
そういう支援制度があってしかるべきだ。
この人たちの多くは、専門は異なるが、いずれも行政サービスのプロである。
住民サービスのプロと言い換えてもいい。
この人たちに在職中から起業・独立のノウハウを学ぶ機会を用意し、
退職後は営利法人でも非営利法人でもいいので、器を作ってもらい、
条件を整備したうえで、この人たちに対して優先的に業務を委託する、
あるいは、この人たちから必要な資材等を調達する、
そういうスキームを作っていけばいいのではないだろうか。
そうであれば、非正規職員としての体験は、
「給料をもらいながら、将来の仕事の準備ができる機会」という意味に変わる。
財政が苦しければ苦しいほど、大事にすべきは人材だ。
<一般社団法人起業支援ネットワークNICe 代表理事 増田紀彦>
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NICe最新情報→ /info
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《Mr.NICe》 11月14日更新
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」180
<最近の発見> 「主人公感」
/archives/47345
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《Event》 11月12日更新
2組のプレゼンテーマ決定!!
11月25日開催 頭脳交換会 in 新橋
/archives/47144
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《Event》 11月11日更新
12月・2020年1月・2月のイベント、勉強会の予定
/archives/47326
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《Mr.NICe》 11月7日更新
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」178・179
<最近の胸中> 気遣いの落とし穴(雨上がりの西麻布)
/archives/47296
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NICeの活動 イベント、勉強会等のお知らせ
/real_schedule
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11月22日(金)大阪、11月27日(水)大阪、他
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会主催
防災備蓄準備のための基礎知識を学ぶ
「防災備蓄収納2級プランナー」講座(NICe後援)
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11月25日(月)東京都港区
頭脳交換会 in 新橋(NICe主催)
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11月26日(火)東京都品川区
第78回広報勉強会(NICe後援)
「メディアリストの作り方・探し方」
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11月26日(火)大阪市
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会主催(NICe後援)
プロフェッショナルセミナー【仕私事(シシゴト)マネジメント】
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11月27日(水)埼玉県さいたま市、28日(木)東京都江東区
一般社団法人 防災備蓄収納プランナー協会主催
防災備蓄収納が一目でわかる
「分類マップ・防災備蓄収納カード講座」
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詳細はこちら予定一覧
/real_schedule
これまでの開催レポートはこちら
/real_all
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┃ ┃ ┃ ┃ ┃編┃集┃後┃記┃ ┃
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いよいよ来週の月曜になりました、今年ラストの頭脳交換会。
北海道から愛知県まで、初参加の方も含め、お申込みいただいています。
残席わずかとなりましたので、お早めにお申し込みくださいね。
今年もあと1カ月と少し。
年来ラストのあれこれのラッシュが始まる頃かと思います。
ラッシュと言えば先日、帰宅ラッシュの電車内で、
紙のお米袋を手に持っているサラリーマンを見かけました。
チラ見すると、「新米」と書かれた5キロサイズです。
車内は混んでおり、重くてさぞ大変だったでしょうが、
ちょっと照れくさそうな、でも、嬉しそうな表情で、
お米好きな私まで嬉しくなりました(お腹もなりました)。
次号の「つながり力で起業・新規事業!」NICeメルマガは、
12月11日頃に配信予定です。
(NICe広報・岡部)
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増田紀彦代表およびNICe会員への
講演・取材依頼はこちらフォームにて受け付けています
http://ws.formzu.net/fgen/S41692880/
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