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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」146「米メディによれば……」は、要注意



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<最近の伝聞> 「米メディによれば……」は、要注意
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「全米が泣いた!」だの「全米が絶賛!」だのと、
終戦から70年以上を経た今でも、この手の宣伝文句が通用するのだから、
日本人のアメリカかぶれ、もしくはアメリカの日本人支配は根強い。

もっとも、言葉どおりに受け取る人はさすがに少数派だろう。
全米うんぬんは、常套句を通り過ぎて今や枕詞(まくらことば)の感すらある。

ところが、最近よく耳にする「米メディによれば」というフレーズは、
多くの日本人が疑問を抱かずに受け入れている印象がある。

メジャーリーグの大谷翔平選手の活躍ぶりを取り上げる日本のマスコミは、
米メディアが大谷を指して、
「この惑星で生まれた存在ではないことが明確になった」と伝えていると報じた。

ベースボールの本場のメディアが、
大谷を「人間を超越したすごい選手だ」というのだから、日本人としては嬉しい。

ところが残念なことに、この「ほめ言葉」を書いたのは、
スポーツ記者でも野球評論家でも何でもない、一般のアメリカ市民だ。

とある個人のブログに「そういうことが書かれている」と、
一部のネット系「米メディア」が取り上げたに過ぎない。

それを日本のマスコミは、あたかも米メディア自身の記事のように伝えた。
そして、私たちはそれを真に受ける……。

「誤報」が野球選手の活躍に関することなので大問題にはならないが、
こうした発信元に対する日本のマスコミの無責任な姿勢は危険だ。
というか、情報源の信憑性を特段気にしない私たち自身の意識が危険だ。

他者から伝聞情報を聞かされたときは、即座に鵜呑みにしないこと。
何かにつけて冷静であることが、結局は我が身を助ける。

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第146号(2018/0416発行)より一部抜粋して掲載しました。
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