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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」132 「お急ぎではない方」用のレジを! 



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<最近の提案> 「お急ぎではない方」用のレジを!
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今日はこっちの店、明日はこっちの店という感じで、
スーパーのレジの仕組みが、切り替わっている。
これまでは商品のスキャニングも精算も、
すべてチェッカー(レジで働く人)が行ってくれていたが、
新方式は、スキャニングだけをチェッカーが行い、
支払いは別の自動精算機で、客自身で行うというものだ。

レジシステムメーカーによれば、こうすることにより、
客のレジの待ち時間が、平均3分の2に短縮するという。
そう言われれば、確かにそうかもしれない。

財布の中を散々ゴソゴソやって小銭を並べ、結局、
「あ、残念、1円足りなかった。じゃあ1万円札で」なんて言い出す人や、
使いたいクレジットカードがなかなか見つからず、
診察券だの何だのをやたら引っ張り出す人を見かけることが実際ある。
また、お釣りが間違っているだの何だのと、トラブルになることもある。
スキャンと精算の分離方式は、こういった問題を一挙に解消する。

ただ、本当にそれで「よかった、よかった」なのだろうか?

実は、会計のときに時間を食っているのは、概して高齢の方々だ。
この人たちの中には、レジでの会話を楽しみにしている人も少なくないはず。
もしかしたら、1日の内、言葉を交わす相手はチェッカーさんだけ、
というお年寄りもいるかもしれない。この人たちが寂しい思いをしないだろうか。

そこで提案。1店舗に1レーンだけでいいので、
「お急ぎではない方」用のレジを設けてはどうか。
若い人、忙しい人は、最新式の分離方式レジに並べばいい。

効率と接遇の両方を成し得てこそ、商売だと、私は思う。

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第132号(2017/9/14発行)より一部抜粋して掲載しました。
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