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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」131 誰から対価を得るのか?



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<最近の提案> 誰から対価を得るのか?
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起業セミナーなどで、私は受講生に対し、
自分の持っているもの、できることを、たくさん挙げるよう伝える。

例えば「英会話ができる」という人がいる。
しかし、その能力のみで起業のタネにするのは、ちょっと厳しい。
英会話講師も通訳も、かなりの競争状態だ。
だから、もっと他にできることを思い出して欲しいと伝える。

そうすると、例えば「空手の段位を持っている」と答える人がいる。
それを生かして、空手の師範になるという選択もあるだろうが、
恐らく、相当狭き門ではないだろうか。

そこで英会話能力と空手の能力を足してみることを勧める。
受講生は、その2つを足してどんな事業を起こせるかアレコレ考える。
当人だけでなく、受講生全員で考えてもらう。

空手は2020年東京オリンピックの正式種目にもなり、
国際化の風が吹いている。英会話との相性は悪くない。さあ、どうする?

一番多い回答は、「来日した外国人に空手を教える」というプランだ。
どうだろう? これ、儲かるのだろうか? というか本当に実現できるのか?
そう、私が疑問を呈すると、受講生たちはしばし沈黙してしまう。が、
たいてい、1人か2人、「これはどうですか」と手を挙げる。

受講生A「日本人向けに、英語で空手を教える」。
増田「うん、いいんじゃない」。
受講生B「子ども向け空手教室&英会話教室は? これ、母親からお金取れます」。
増田「お、いいねえ」。という具合。

要するに「誰から対価を得るのか」だ。事業の成否は、この判断にかかっている。

すでに起業している人たちにとっても他人事ではない。
皆さんが今発揮している能力を、今発売している商品を、
もっと高値で買ってくれる「別の顧客(層)」は、本当にいないのだろうか?

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第131号(2017/9/7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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