増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」97「イクメン」
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<最近の投資> イクメン
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女性活躍推進とセットで語ってもいいと思うが、イクメン。
NHKがその悩ましい実態を特集していた。出演者たちも賛否両論だ。
番組を見ていて、賛にも否にも一理あると、私も腕組みしてしまった……。
そんな膠着状態を突破してくれたのがゲストの徳倉康之さん。
NPO法人ファザーリング・ジャパンの事務局長である。
「イクメンは、ケアメンになれます」と。
なるほど。子育てや家事の経験を積むことで介護の力も付くというわけだ。
たぶん、現時点ではイクメンの理想的なあり方など定義できないと思う。
夫自身も、また妻も、「これでいいのか」と、悩みは尽きないはず。
ただ、その経験が将来において大いに生きてくる……。
そう言われると、妙に救われる気持ちになるものだ。
徳永さんのコメントは方法論のひとつという見方もあるだろうが、
難しい事柄に取り組む時、人はそれを将来への投資なのだと思うと頑張れる。
育児や介護に限らず、いまの日本に生きるということは、
社会的蓄積がない、もしくは足りない事柄に多々取り組むことである。
急いで正解を求めないことが、正解ではないだろうか。
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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
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へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第97号(2016/4/7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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