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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」22 価値観を狙え! 





真冬のコンビニの店先で楽しそうにタバコをふかしている、
厚化粧の10代後半と思わしきギャル軍団の一人が大声でこう言った。

「それって、価値観の違いじゃね?」

それこそ、私とは95%価値観が違いそうな女子の言葉を聞いて、
つくづく、価値観は人によって異なるものだと納得した。
その違いが如実に表れるのが、消費行動である。

ある人はあるものを、有り金叩いてでも入手したいと思う。
だが、別の人は同じものを、お金をもらっても欲しくないと思う。
価値観がまったく違う2人ということだ。

一方、どちらの人も、同じものを欲しいと思う場合もある。
この場合は価値観が同じ、ないしは似通っている2人ということになる。

ところが現実には以下のような分岐が発生する。

ある人は、それに1万円を払ってもいいと思うが、
ある人は、それに3000円までなら払っていいと思う。

「価値観」と「事情」とは、必ずしも一致しないという事実である。

それゆえ、とある商品に「1万円」と書いた値札を付けた場合、
それが2個あれば、2個のうち1個しか売れないことになる。
一方、値札に3000円と書けば、2個とも売れることになる。

どっちが得か? 当然、合計6000円の後者より、1万円の前者である。
実際、一番得なのは、1個を1万円で売り、残りを3000円で売ることだ。

この視点は決して新しいものでもなんでもない。
洋服はシーズンごとに、鮮魚は1日の間に、この展開を実践している。

「それに価値を認める人の許容上限価格と下限価格はどの範囲か」。
それを見極めることができれば、6000円が1万3000円に化けるのである。
つまり「価格」は、
顧客の「価値観」と「事情」から、臨機応変に決定するのがベスト。

みなさんの事業でも、この考えを取り入れられるのではないだろうか。
もとい、
「それって、みなさんの事業でも、取り入れられるんじゃね?」(笑)


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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)にお送りしている
【NICe会員限定レター/「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン!】
増田通信・第22号(2013/02/14発行)より、抜粋してお届けしました。
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