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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」21 うっかり、わざと、間違えちゃいました~(笑)





新大阪駅周辺をクルマで走っていると、
建物の壁面に取り付けられた大きな電光掲示板が目に入ってきた。
そこには、こんな広告が映し出されていた。

『歳末取締強化中 東淀川警察署』

この場所に、この広告を出すこと自体はいい判断だと思うが、
私がそれを見たのは、年も明けた1月の下旬である。何をやってんだか。

翌日、東京に戻り、渋谷駅からバスに乗ったら、
女性の声のアナウンス広告が流れてきた。

『渋谷警察署は、テロのない街・渋谷を目指しています』

テロリズムは、一地域で対抗できるような問題じゃないよねえ。

「これじゃあ、東西警察対抗お笑い合戦だ」と苦笑していたのだが、
ふと、考えてしまった。
「警察って、一体どれくらいの広報予算を使うのだろう?」と。

さっそく警察庁の平成25年度概算要求をサイトで見てみたのだが、
残念ながら、広報という予算項目を見つけることはできなかった。

「テロ未然防止」や「快適な交通環境実現」などの予算要求があるので、
私が見たり聞いたりした広告費用は、その中に含まれるのだろうか。

いずれにしても、税金を使って実施している広告なのだから、
もうちょっと真剣にやってほしいと思ったが、
案外、真面目というか、実は計算ずくの「ボケ」だったりして……。

そもそも表示が間違っていたり、アナウンスが笑えたりしなければ、
私は、警察広報の存在を意識することすらなかったのだ。

正確なもの、常識的なもの、整然としたもの……。
これらは巷に溢れかえっている。だから、見ても聴いてもスルー……。

「許される程度の間違いやズレ」。

これらはメッセージを伝えたい相手のアテンションを喚起する、
いわば、捨て身ワザ的、ギリギリの効果的方法かもしれない。

実際にやろうと思えば勇気が要る。
が、勇気を求められるのは、ビジネスにとっては通常のことだ。
何より面子を重んじる警察がこれだけボケているのだから、
私たち民間人も、スベることを恐れず、いろいろやってみないと!

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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)にお送りしている
【NICe会員限定レター/「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン!】
増田通信・第21号(2013/02/07発行)より、抜粋してお届けしました。
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