一般社団法人起業支援ネットワークNICe

アサヒHDが味の素からカルピスを買収することになった。
以前、カルピスが味の素に買収されたときはちょっと驚いたが、
2度目のM&Aともなれば、冷静に受け止められる。

さて、今回、カルピスはアサヒに渡るわけだが、
個人的には、コカコーラに移ってほしかった。

というのは、本当に個人的な理由なのだか、
私、小学生時代にカルピスをコーラで割る飲料を考案していて、
これが近隣の子どもたちに、実にいい値段で売れたのである。
さほどに、すぐれた組み合わせであった。
ちなみにその味わいをキャッチフレーズふうに表現すると、

「スカっとさわやか、初恋の味」である(笑)
(若い人にはわからないか?)

さて、このプライベート飲料『カローラ』（私の命名）から学べること。

優れた物同士は、競い合うことで互いに成長するが、
それらもやがては成熟段階に到達する。
その段階でさらなる成長を期すにはどうしたらいいか？
優れた物同士を組み合わせ、一体化することで、
「超優れてしまえばいい」ということだ。

超優れた物を、後発が追い抜くのは容易ではない。
飲料に限らず、あらゆる業界が成熟した日本において、
M&Aは常識どころか必須のオペレーションになっているが、
これは大手・中堅企業だけの選択肢ではないかもしれない。

あなたの(あなたの会社の、もしくは、あなたのお店の)特技と、
誰かさんの特技を組み合わせてみる。
そうすると、どんなことかできるか?　起きるのか？
という視点での取り組みを、どんどん始めるべき時だと思う。


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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日（７と14で714（ナイス）！）に
NICe正会員・協力会員・賛助会員の皆さんへお送りしている
【NICe会員限定レター／「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン！】
増田通信・第3号（2012/05/07発行）より、抜粋してお届けしました。
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