増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」296 「つながり力で食欲を満たす!」
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<最近の感銘> 「つながり力で食欲を満たす!」
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俗に「アイデアマン」と呼ばれる人がいるが、
47都道府県レストラン「箕と環」の川野元基さん(NICe賛助会員)は、
まことその名に相応しい人物である。
「箕と環」は、ランチ営業に主力を置いていて、
いつも4種類ほどの定食を用意しているが、その切り口が面白い。
以前も私が応援する就労支援事業所・ダンケアーバイトで製造したカレーを使い、
施設利用者たちが描いた絵葉書をおまけとして付ける、
「ダンケアーバイト定食」を提供してくれたことがあったが、
この7月と8月には、なんと「NICe定食」を提供してくれている。
NICeの会員には農産物や水産物、食品や菓子を扱う人が多い。
元基さんはそこに着目し、
今回は、岩手県普代村の賛助会員・森田安彦さん、
福島県いわき市の賛助会員・夕月の清水淳子さん、
福島県白河市の賛助会員・こまやの清水承玉さんの協力を得てメニューを完成させ
た。
森田安彦さんからは「ふのり」と「すきこんぶ」。
「ふのり」は味噌汁に、「すきこんぶ」は豚肉と一緒に炒めて提供。
清水淳子さんからは「かまぼこ」。
「かまぼこ」は日替わりで調理法を変えて提供。
清水承玉さんからは「キムチ」と「えごまのタレ」。
「キムチ」は豚キムチに仕上げ、「タレ」は豆腐と合わせて提供。
ボリューム満点の超お得豪華ラインナップ定食である。
料理の写真はインスタでどうぞ。
https://www.instagram.com/minotowa47/p/C83qya-SE95/
それにしても……と思う。
長年、会員のみなさんとお付き合いをしてきた私が、
「NICe定食」というアイデアを、なぜ、思い付くことができなかったのかと。
忸怩たる思いがないでもないが、結論としては、問題ない。
自分ひとりで思い付けること、考え付けることなど、所詮、知れている。
だからこそ、つながり力なのだ。
自分ができなくても、仲間ができれば、結果は同じ。
私ひとりが釈迦力になって何かを成そうなどと考えるより、
さまざまな経験や視点や知識や発想を持つ仲間たちに情報を提供し、
巨大なアイデア集団を育成するほうが、むしろ生産性が高い。
ちなみに元基さんが考えた「NICe定食」のキャッチフレーズがいかしている。
「つながり力で食欲を満たす!」。
いや、まいった。笑った。感銘を受けた。そして気付いた。
つながり力を発揮すれば、食欲に限らず、
ありとあらゆる欲求を満たすことができるだろうと。
さあ、まずは何を満たそうか。意欲が否が応にも増してきた。
元基さん、素敵なヒントをありがとう。
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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第296号(2024/7.16発行)より一部抜粋して掲載しました。
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