増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」223 覚悟と自信を持って、他人を信じる
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<最近の心得> 覚悟と自信を持って、他人を信じる
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以前にも話題にした記憶があるが、「地球の名言」というサイトがある。
https://earth-quote.org/
このサイトに、私の著書の中の言葉がいくつか取り上げられているが、
「昔の自分の言い分」も、時を経て眺めると確かに名言に思えてくる。
その中のひとつ。
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「したい」っていう欲求と、
「できる」っていう自信と、
あとは「やっちまえ」っていう勇気。
この3つが揃うかどうかなんだ。
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これを書いた時の心境は覚えていないが、
間違いなく昔も今も変わらぬ私の持論である。
もっとも、この文章を久しぶりに目にした瞬間は、
ちょっとエッチなシーンが浮かんだ(笑)。
本来このメッセージは、起業・独立についての心得だが、
考えてみれば、人生のあらゆる重大事にかかわる話だ。
進学、就職、結婚、起業・独立はもちろん、
人間関係や金銭関係にも幅広くかかわるチェックポイントである。
つまり、この3つの視点は、
「チャレンジする」という行為すべてに通じるメンタリズムであり、
3つのうち、ひとつでも薄弱であれば、
そのチャレンジは成就しない確率が高まるし、
場合によっては、チャレンジできないまま時が過ぎるという指摘である。
さて、一旦話題が変わる。
6月上旬、私は大腸ポリープを切除した。
ポリープ切除術は手術の中でも簡単な部類に入ると思うが、
腸管を傷つけて出血し、大事に至る危険がないわけでもない。
だから最後は、「先生、スタッフの皆さん、頑張ってね」と祈る。
要するに、手術を受けるという選択は、
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「したい」っていう欲求と、
「できる」っていう信頼と、
「やっちまえ」っていう勇気。
この3つが揃うかどうかなんだ。
……………………………………………………
という話である。
冒頭で紹介した「名言」の2行目の「自信」が、
ここでは「信頼」に置き換わっているが、突き詰めれば、
「この人は信じるに足りる」と判断した自分を信じられるかどうかだ。
言い換えれば、相手を信じるに足りる理由を、持てているかどうか。
実際、私は検査医と3回、執刀医と2回面談したうえで、
この人たちなら大丈夫と確信して手術に臨んだ。
だから、万一事故があれば、その責任の一端は私にもある。
つまりは、覚悟と自信を持って、他人を信じる。
これができれば、チャレンジできる事柄は無限大に広がっていく。
どれだけ欲求が高かろうが、
どれだけ自信があろうが、
どれだけ勇気を振り絞ろうが、
自分ひとりでできることなど、たかが知れている。
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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第223号(2021/0614発行)より一部抜粋して掲載しました。
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