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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」220 人数の話 



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<最近の驚愕> 人数の話
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ゴ―ルデン・ウイークの前半は、仕事部屋の片づけに時間を割いた。
心して取り組んだのが、キャビネットの中で眠っている古い名刺の整理だ。

新しい名刺はファイルに収納しているが、これですら5000枚超。
「OB・OG名刺群」は、一体どれだけの枚数になるのか?

処分した名刺を、重量から割り出してみたら、およそ1万4000枚。
倉庫には、さらに古い名刺が段ボール箱の中で歴史的遺産と化している。
近々それらにも手を着けるつもりだが、いやいや、想像以上の枚数。
とはいえ、名刺に刷られた氏名を見て、顔が浮かぶ人は、せいぜい数%か。

それでも数%と言えば、何百人である。
10~20年前の名刺の中からでも、それだけの人の顔が浮かぶものだ。

もっとも、名刺など無くても顔の浮かぶ人は、さらに多い。
家族、親族、恩師、先輩、同輩、後輩、飲み屋のオヤジ、その他……。

名刺の有無にかかわらず、
これら「顔の浮かぶ人々」は、全員、私の人生に影響を与えている。
私の人格を構成するひとつひとつの要素は、
これら膨大な人々との遭遇・接触によって形成・熟成されたものだ。

例えば、私を子供扱いしなかった中学校の国語教師の真剣な口ぶり。
あるいは、私のシゴキに耐えながら、私を見返してきた部活の後輩の視線。
普段は立派なのに、酔っぱらうとすぐに涙ぐむ勤務先の先輩の苦悩。
鬼軍曹のような上司が、温泉につかった時に一瞬見せた安堵の表情……。

ご縁ある人々の一挙手一投足に触れ、心を刺激され、今の私が存在する。

さらに言えば、私が一方的に顔を知る人もたくさんいる。
いわゆる有名人。そういう人たちからも多大な影響を受けてきた。
その人数たるや、もはや想像もつかない。

思い返すと、ここ1年以上、「人数の話」と言えば、
陽性者数だ、感染者数だ、死亡者数だと、そればっかりである。

たまには、自分の半生をたどってみて、
縁ある人々や恩ある人々(もちろん反面教師も含む)の顔を思い浮かべ、
その人数の膨大ぶりに、あらためて驚きと感謝を抱くことも素敵だと思う。


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に、
NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さんへ、
感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜んなるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第220号(2021/0507発行)より一部抜粋して掲載しました。
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