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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」187 時間の広さ



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<最近の発見>  時間の広さ
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例年、私は決まってこのタイミングで、
「NICeなビジコン」や「つながり祭り」に関するコラムを書いていた。

しかし、ご存じのように、今年は両方とも開催を中止した。
それなら、今年は暇か? と言えば、まったくそんなことはない。

そう考えると不思議で、私は毎年毎年、日常の業務をこなしながら、
あれだけの大イベントの準備をどう進めたのかという疑問が沸く。

昨年のダイアリーを引っ張りだして見比べてみたが、
今年と同じように、秋から冬にかけても日常業務がいっぱいだ。
つまりその隙を縫って、コンテストやイベントの準備をしたことになる。
もしくは、コンテストやイベントの準備の隙に仕事をしていたことになる。

なぜ、そんなことが可能だったのか?

時間は生み出せる。もしくは増幅させられる。
たぶん、そうなのだ。

私は以下のように思っている。

時間は使命の質量に応じて増加もしくは減少するもの。
ただし、その変化を時計によって計測することはできない。
なぜなら時計は人間と違って、変貌する意識を持たないから。

「なんか変なことを書いてるな」と、思われているかなあ?
でも、そういうふうにしか思えないのである。

少なくとも、「やりくり上手」とか「タイムマネジメント」とか、
そういうことではなく、明らかに時間がでかくなっているのだ。

感じるままを正確に書くと、
時間が長くなるというより、時間の幅が広がる感じだ。

時間を距離に置き換えてみるとわかりやすいかもしれない。
24時間を24メートルとする。
その距離を進む時、普段なら道幅は1メートルなのに、
「ゴールまでに、是が非でもこれだけはやり遂げる」と覚悟すると、
その道幅が2メートルや3メートルになって、
一定の距離を進む間に、複数のミッションをこなすことが出来る。
時間の長さは変わらないが、時間の広さが変わるのである。

私の主張が精神論的なのか相対性理論的なのか何だかわからないが、
その気になった人間の凄さというものを、
あらためて思い知った、「コンテストなし・祭りなし」の年の瀬である。

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第187号(2019/1216発行)より一部抜粋して掲載しました。
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