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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」164 例えば「の」を「で」に



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<最近の発見> 例えば「の」を「で」に
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千葉県いすみ市の古民家を舞台にしたワークショップに、1泊2日で参加した。
テーマは「古民家でDIY」。
主催者の「なみへい」川野真理子さんと「防災備蓄」の長柴美恵さんをはじめ、
NICeのオッサン会員を中心に、多くの仲間が参加し、大層盛りあがった。

盛りあがるはずだ。なにしろワークの中身が奇想天外!
ひび割れた臼の修復、壊れかけた鹿の角の飾り物の修復、古い椅子の修復。
一方では、新たに郵便受けを作ったり、上がり框用の踏み台を作ったり……。

真冬の寒空の下での大工仕事なんて、勘弁してくれよ~と思っていたが、
老若男女が協力して妙な作業をやり遂げるという展開は、予想外に楽しかった。
というわけで、本企画は成功裏に進んだわけだが、
主催者の川野さんに言わせると、
古民家を使ったこの事業(いすみ市からの委託事業)をどう盛り上げるか、
当初は、とても苦悩したそうだ。

というのも、最初は「古民家のDIY」という切り口で始めてしまったからだ。
これでは確かに敷居が高い。傷んだ古民家そのものの修復ともなれば、
素人の老若男女がヘラヘラしながら取り組む、というわけにはいかない。

実際、これまで、庭にウッドデッキを作ったりしたそうだが、
そうなると、プロが主導しないことには二進も三進もいかない。

そこで困った川野さんが、収納名人の長柴さんに相談したところ、
「の」を「で」に代えればいいとアドバイスされたそうだ。
つまり「古民家のDIY」から「古民家でDIY」に。
これで川野さんの視界は開けた。開けたせいで、私まで駆り出された(笑)。

かくして、上記したような得体の知れないDIYに、
NICe素人大工軍団が、笑い転げながら、いい汗を流すという成果を生んだ。

行き詰まったら、助詞を入れ換えてみる。
これは、いろいろな場面で使えそうな発想法だ。

「が」「は」「を」「の」「に」「へ」「と」「も」「で」「や」「より」「から」「こそ」
「でも」「やら」「だの」「ゆえ」「まで」「さえ」「だけ」……。まだまだある。
これらを、一つ一つ入れ換えてみることで、
見落としていた視点を得られる可能性は十分にあると思う。

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第164号(2019/0115発行)より一部抜粋して掲載しました。
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