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NICeなビジネスプランコンテスト入賞者に協力いただき、プラ ン発想の起点・動機、受賞後の進展、事業実現過程での頑張り どころなどをご紹介。起業・新規事業のヒントに。
「NICeなビジネスプラン誕生秘話」第2回 小倉健二さん(埼玉県川越市)



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     「NICeなビジネスプラン誕生秘話」 第2回

 第1回・第2回 連続グランプリ受賞
 小倉健二さん(埼玉県川越市)有限会社 ケンテックシステムズ 代表取締役
 一般社団法人ロープ高所作業協会 代表理事
 
 受賞プラン名称
 2013年12月開催 第1回「ノン・スキャフォールディング講習」
 2014年12月開催 第2回「橋を洗う(ノン・スキャフォールディング工法)」
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◆業務で確立した独自技術を資源に立案、NICeなビジコン2連覇  

空調設備・ビル管理保守を担う小倉さんの仕事現場は、高所が多い。
自らの身を守り、効率的に作業をするため、長年、創意工夫を重ねてきた。
そのひとつが、独自のロープ技術とツールを用いて、
足場を使わずに作業する無足場工法ノン・スキャフォールディング
(ノン=無 スキャフォールディング=足場、以下NSC) だ。

NSCは、ダムや橋、ビル外壁などの検査に用いるロープアクセス技術に比べ、
安全性が高く、さらに架設足場を要さず実作業できるため、
費用も工期も大幅に削減できる。小倉さんは、そのメリットを訴え、
2013年の第1回NICeなビジネスプランコンテストでグランプリに輝いた。

受賞後、「票も賞金も尊く重い、これはやらねば!」と考え、
本業への依頼を断り、ただちに講習事業化の準備に取り組み、
2014年4月、ノン・スキャフォールディング技術講習とツール販売を
同時スタートさせた。

さらに、第2回NICeなビジネスプランコンテストでは、
同技術を活かした、橋梁補修・洗浄工事の劇的コストダウンを提案し、
見事、グランプリ連覇を遂げた。


◆講習事業の課題克服へ向けた努力とアクションが、活用分野の拡大へ

NSCの講習事業発案のきっかけは、
NICe主催の創業・新規事業セミナーを受講したことだ。
講師の増田紀彦代表理事が、「最終的な生産物やサービスだけでなく、
業務ノウハウや技術もまた資源であり、それを基に事業化できる」と語り、
様々な事例を紹介。

「それを聞いて、ロープ講習も事業にできる。
競合さえ顧客になる!と、確信が持てたのです」

続く第2回NICeなビジコンの応募プランは、
NSCを活用した橋梁補修・洗浄だ。

小倉さんはNSC講習の認知を図るため、
国土交通省のNETIS(公共工事 新技術情報提供システム)登録を目指した。

さっそくNETIS登録企業をチェックすると、
ロープ使用を行う企業は点検調査にとどまっていること、
またNSCが多方面の分野で活かせることを見いだし、
最終的にNSCを橋梁の補修や高圧洗浄に活用することにした。

日本には15m以上の道路橋が15万以上あり、
さらに沿岸部や雪積地域の橋梁は塩害を受けるため、
橋梁の高圧洗浄が毎年必要。だが橋梁点検車は高価なうえ交通規制も要する。
「自社のNSC工法なら、低コストで補修・高圧洗浄も行える!」と、
第2回NICeなビジコンで訴え、グランプリ連覇に輝く。

国土交通省のNETISも2015年6月に登録を果たし、
同省のインフラメンテナンス国民会議の会員となり初回から参加。
小倉さんは一般社団法人ロープ高所作業協会を同年11月に設立し、
2016年には、厚生労働省管轄のロープ高所作業特別教育講習もスタートさせた。


◆業を起こし続け、まもなくメーカーとして世界デビューも

小倉さんのチャレンジはまだまだ続く。着目したのは、ドローン。

高所や狭所でロボットやドローンが故障・墜落すれば、
高価な機材も収集した貴重なデータも失うことになる。
自身がドローンを川の中へ墜落させた経験もあり、また友人から、
「ドローンを墜落させたが、山奥で回収に行けなかった」と聞き、
2016年10月から『ドローンレスキュー』サービスを開始。

また、自身を高所へと持ち上げる独自ツールとして、
充電ドライバーを動力とした登高器・NSCパワーアッセンダーの開発にも着手。

現在、日本では、高所工事や災害高所レスキュー用に、
数台の海外製品が使用されているが、高額で大型なため、
小倉さんは自分でと試作を重ねていたのだった。

それを知ってか、妻が、特殊ギアの国内メーカーを紹介する番組を録画。
それを観た小倉さんは、
さっそくコンタクトを取り、試作を重ね、ついに実機が完成。
国際特許申請中で、取得後まもなく世界中へ発売する予定だ。

「起業家とは、業を起こし続ける人のこと」
創業・新規事業セミナーで増田代表が語った通り、
まさに小倉さんは、挑み続けている起業家の鑑だ。




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 小倉健二(おぐら・けんじ)さん/埼玉県川越市
 有限会社 ケンテックシステムズ 代表取締役
 http://www.kentechsystems.net/
 一般社団法人ロープ高所作業協会 代表理事
 http://www.ropeworkatheight.com/
 ドローンレスキュー®
 https://youtu.be/zykOZeqdYLE
 ロボットレスキュー
 http://robot-rescue.net/

 ○プロフィール 1968年4月25日、東京都杉並区出身。
 1991年独立。2004年、休暇先で洞窟などをロープで懸垂下降するアブ
 セーリングに触れ、ロープアクセス技術を仕事に応用することを発案し、
 2009年に独自の「ノン・スキャフォールディング工法」を確立した。
 NICeなビジコンで2連覇後は、2年連続で同コンテストの協賛企業として、
 後進の起業家を応援している。
 
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2017.2.21 配信
「つながり力で起業・新規事業!」 メールマガジンVol.51


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2020-09-21 | メルマガ

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