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全国各地の異なる業種・地域・世代の人たちが集う NICe の SNS の中から、毎月選ばれる「月間最優秀日記」を紹介しています。起業家や経営者、支援者、起業副業準備中の人たちの実体験や発想、日常のひとこまから、学びと刺激をもらえます。
pickup! NICe日記 第56回 石田恵海さんの『飲食バイトの時給はなぜ15分単位なのか?』



全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合う
NICeのSNSの中から、ご本人の承諾を得て投稿記事を転載。
今回は、増田代表が選んだ2017年10月 月間最優秀日記をご紹介。
なお、毎月の最優秀日記を候補にした年間グランプリを
NICeつながり祭り2017で発表します。
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うちは最初、グーグルカレンダーを入れて、
退勤管理をスタッフの自主性に任せていたのですが、
みんな30過ぎてるのに、びっくりするくらい自主管理ができないので、
やむを得ず、iPadにタイムカードアプリを入れて
退勤管理をしはじめました。


そうした途端、まかないの前に、休憩時間として
タイムカードを押すのをいい大人が渋っているので、
もう情けなくなってきて、
見かねて昨日、「15分単位のきりが悪いから待ってるの?」と
聞いたら、そうだと言うのです。

15時56分だと、15時45分に切り下げられるから、と。

「えっ、ちょっと待ってよ!うちはずっと切り上げだよ。
切り下げって違法じゃない?」

そう言うと、
普通、どの店も飲食店は
切り下げだとスタッフ全員が言うのです。


マジかー!? 

不安になって、私が普段計算している表を見たら、
やっぱりちゃんと切り上げ方式だったので、ホッとしました。

と同時に、っつーか、なんでそもそも15分単位なの!?
という疑問が湧いてきました。


三茶時代から15分単位だったのですが、
私自身が15分単位を導入した理由を考えたのですが、
その根拠が浮かんできません。

ググってみても、15分単位にする理由は
計算が細かくないからという内向きな発想のものしかなく、
他にメリットは何も思い当たらないし、
15分単位のために、タイムカードを押すのをためらって
時間つぶす人がいることで、士気が下がったりして、
全然いいことなんてないじゃん!と思ったのでした。

そっか、慣例かー。


というわけで、タイムカード打刻時刻どおりの
1分単位の時給計算にすることにしました。


これによって、タイムカードを押すのを渋るようなことも減るでしょうし、
スタッフは喜んでいますが、
結果的に人件費は下がるだろうと思うのですよね。きっと。


なんで、気づかなかったんだろう?

他にもこんな慣例、いっぱいありそうだよなー。

※2017年10月12日投稿
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 山梨県北杜市/NICe協力会員・石田恵海(いしだ・えみ)さん
 株式会社つくるめぐみ 代表取締役
 Terroir愛と胃袋 女将

 NICe会員情報はこちら 
 http://www.nice.or.jp/category/category/members/members-koshinetsu
 
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