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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」89「余計な一言エンタテインメント」



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<最近の発見> 余計な一言エンタテインメント
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人を無視することを「しかとする」という。
この「しかと」、漢字で表すと「鹿十」になる。言葉の出所は花札だ。
十月の札に刷られた鹿の絵柄は、
まるで目の前の相手を無視するかのようにそっぽを向いていることから、
気の利いたどこかの不良が考案した隠語と推測される。

ここまでの説明は、大概の辞書や辞典で読むことができる。
しかし世の中には、必要以上の説明を加える辞書もある。以下抜粋。

「余談だが動物がそっぽを向いた他の花札に『松に鶴(一月)』がある。
こちらが使われていたら『ツルイチ』という
ちょっと間の抜けた語感の言葉になっていたのかもしれない」。

「おい、てめぇ、ツルイチしてんじゃねーよ」。確かに間抜けだ(笑)。

この過剰サービス的な説明を付加しているのは『日本語俗語辞書』。
http://zokugo-dict.com/

例えば「アーメンソーメン冷やソーメン」を紐解くと、
「キリスト教やその信者をからかって言った言葉」との説明がある。
そこまでは普通だが、最後にご丁寧にも、
「地域によってはアーメンソーメン味噌ラーメンともいう」と加えている。

そんなこと、どうでもいいじゃないかと苦笑気味にツッコミながらも、
「俺なら、アーメンソーメンチャーシューメンだな」などと、
すっかり、この辞書の世界観に引き込まれている自分に気づいた。

要するに、これは「余計な一言エンタテインメント」なのだ。

基本的な説明はしっかり行う。
その上で「ツルイチ」だの「味噌ラーメン」だのを持ち出して、
読者との親交を深めてしまうという寸法だ。

役に立つ。なおかつ、面白い。そいうサイトは自ずとビューが増える。
私のコラムもかくありたいものである。

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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第89号(2015/12/7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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