pickup! NICe日記 第9回 長柴美恵さんの『たった一人の受講生』
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合うNICeのSNSの中から、
ご本人の承諾を得て、投稿したNICe日記を転載。
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さっきテレビを見ていて、過去を思い出した。
いまは年に30~40回の主催講座を行うけど、
はじめのころは何度も中止にしたし、
会場をあちこち変更したりで
まともに開催できるまでそれなりに苦労した。
んで、はじめて「ファイリング講座」にチャレンジしたとき、
申込み者は2名だった。
なのに、前の晩になって1名キャンセル。(ウへーーーーーーーッ!?)
自分がたった1名の受講生なら「儲けもん」と思って喜ぶけど
受けてもらう側としてはその人に申し訳なくて、
友人に電話しまくって声をかけて。
でも無理・・。そりゃそうだ。前日の22時過ぎに言われても困るよね。
この時点で23時。
こんな時間じゃ、もう一人に中止の電話かけれないしーぃ(泣)
結局、1名でも講座を行うことにしたが、
その受講生が到着するなり、深々と頭を下げてお詫びした。
すると、
「えーーーーーッ!同じ受講料で良いんですか?
一人なんてラッキーすぎます!
私、○○先生にながしばセンセイのこの講座を教えてもらって来たので
すごく楽しみにしていたんです。
中止にしないでくれてありがとうございました♪」
こっちが驚いた@@;
でも、その言葉で勇気をもらった。
1名でも10名でも、講座を楽しみに来てくれたことには変わりない。
だからそのときは、はじめての新講座ということもあり、
10名分のエネルギーを一人にすべて注いだ。
その受講生は最後まで夢中になって聞いてくれて、
その受講を機に自分のファンになってくれた。
それ以降、1名の受講ということはないが、
1名でも申込みが入ったら、たとえ赤字になってもいいから、
必ず開催することに決めた。
これって、ん十円の商品でも配達していた親の血なのかな~。と
最近思うようにもなってきた。
講師としては、何十人の前で話とか、何百人の前で講演とかのほうが
実績的には”ハク”がつくけど、
いまとなっては、少人数の方が楽しくて、
ついつい弾丸トークになってしまう自分がいる^^;
講師としての役目と楽しさは
あのときの「たった一人の受講生」に教えてもらった。
あのときの瞬間はずっと忘れないだろうな~。
※2013年7月2日投稿
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さいたま市大宮区/NICe正会員・長柴美恵 (ながしば・みえ)さん
コンフォータブル 代表
NICe会員情報はこちら
http://www.nice.or.jp/category/members/members-kanto
●NICeのSNSの中に投稿されている、フレンドからの紹介文
「初めて会ったのは2010年3月、
NICeが民間非営利活動として再スタートを切る「卒業祭り」の時でした。
その直後に、アントレnet『先輩たちの独立事例集』で取材させていただき、
http://entre.yahoo.co.jp/casebook/0139/
それから幾度となくNICeの集まりで顔を合わせ、
ぐんぐんと近付いて、会うたびに大大大好きになっていく。
素直でチャーミングで気持ちが良くて、アクティブで前向きで男前!(笑)
気っぷが良くて、優しい、大人の女性って言葉がぴったりです。
モノの収納だけではく、時間や仕事への考え方、人としての生き方までも
自らの行動で示してくれる「収納ドクター」。
皆さんにぜひぜひつながってほしい、自慢の仲間です」