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厳しさを増す経済・経営環境に立ち向かうために、NICe増田代表理事が送る、視点・分析・メッセージ 。21日配信のNICeメルマガシリーズコンテンツです。
少額資金は、日本政策金融公庫の融資で! 増田×公庫担当者 1213公開インタビューへ向けて



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    「増田紀彦の視点 どうする?日本経済」

     第22回 
     少額資金は、日本政策金融公庫の融資で!
    【12月13日 増田×公庫担当者 公開インタビューの前に】
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【銀行の窓口でいきなり借金を申し込み、失笑を買った若き日の私】

あの日のことは、鮮明に覚えている。1987年の秋だった。
生まれて初めて、銀行に融資を申し込みに行った日のことだ。

その年の2月、私は広告業を営む会社を設立した。
業務には自信があったが、会社経営など無知もいいところ。
そのツケがスタートからわずか半年でまわってきた。

運転資金に窮してしまったのだ。
年間の収支計画を綿密に立てていれば、そうなることは予測できたはず。
それをせず、実務に没頭していて気付いたら、お金が消えていた。
万事休す。華々しくデビューした会社も半年で倒産なのか……。

だが、ある日の深夜、突然閃いた。
「そうか。借りればいいんだ!」

翌朝、私は銀行の窓口を訪ね、気合を入れて番号札を引き抜いた。
すぐに窓口の女性から呼ばれた。「本日はどのようなご用件でしょう?」
「実は、お金をお借りしたいと思いまして……」「えっ?」

困惑した女性は、やがて上席の男性行員を連れてきた。
その男性は、私の行動を、大きな意味では間違っていないが、
小さな意味では目茶苦茶間違っていることを、丁寧に教えてくれた。
(いきなり窓口で「金を貸せ」なんていう経営者はいないと)
そして、その人は私に、「国民金融公庫」の存在を教えてくれた。


【国の金融機関が、好条件で融資してくれる?】

あれから27年が過ぎた。
途中、苦しい歳月も経験したが、創業時代の経験から、
私は資金繰りを重視してきたので、何とか今日を迎えることができている。
そして、その資金繰りの強い味方になってくれたのが、
国民金融公庫(現在の日本政策金融公庫)だった。
積み上げればかなりの金額を低利で融資してくれた。あらためて感謝。

だが、もう15年以上、私は公庫とお付き合いをしていない。
保証人になってくれた父も年を取り、
それを頼める人がいなくなったことも、融資を活用しない一因になった。

しかし時代は変わった。


【今どきは担保も保証人も不要!】

現在の公庫(国民生活事業)は、原則、個人なら無担保・無保証人、
法人なら代表者の保証だけで、融資を実行するようになっている。

融資といえば、
「担保を取り上げられる。保証人が肩代わりを迫られる」など、
暗いイメージがつきまとっていたが、そんなことを想像するのは、
もう、私のような古い世代の経営者だけかもしれない。
と、思っていたのだが、どうやら、そうでもないらしい。

若い経営者や、起業を目指す人中にも、
私と同じような認識を持っている人が少なくないようだ。
(たぶん先輩たちが、過去の話をしてしまうのだろう)
しかも昔の私と同様、日本政策金融公庫の存在を知らない人もいる。
これはもったいない。
この時代、公庫を活用しないのは、ハッキリ言って損だ。


【12月13日(土)、公庫の担当者に公開インタビュー】

そこで、お知らせになるが、
NICeの代表である私、増田紀彦が聞き手となって、
日本政策金融公庫の創業支援グループリーダー・森本淳志氏に、
公開インタビューをすることと相成った。

「本当に担保も保証人もいらないの?」
「自己資金はどのくらい用意すべき?」
「手続きのコツは?」
「月々の返済計画はどう立てればいい?」
「ぶっちゃけ、返せなくなったら、どうなります?」などなど、
聞きまくって聞きまくって、聞きまくるつもりである。
もちろん、参加者からの当日質問も受け付ける。ぜひご参加を。
【詳細は下記参照】

快く私の相手を引き受けてくれた森本さんと公庫の皆さんに、
心より感謝。(って、公庫に感謝ばかりしている私……)


【融資活用は、起業家をオフィシャルな存在にする】

融資を受けるということは、私は、その会社なり起業家なりが、
「社会と約束を結ぶ」という意味を持つと考えている。

もちろん、融資元との約束事でもあるが、
債務を履行しようと思えば、事業利益を創出しなければならない。
そのために経営者は健康管理に励み、
市場や顧客から支持される事業を計画し、実行し、
従業員や取引先と良好な関係を築き、懸命に日々を過ごすことになる。
実にオフィシャルな生き方ではないだろうか。

こういう生き方をする日本人が増えることを念じて、
12月13日、公庫の森本さんへのインタビューに臨む。

<一般社団法人起業支援ネットワークNICe 代表理事 増田紀彦>

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 「NICeつながり祭り2014」第3部 

日本政策金融公庫にズバリ聞く!
「融資が受けやすくなったって本当ですか?!」

【開催日時】
2014年12月13日(土) 14:20〜14:50 
※イベント全体は13時〜17時(受付け12時30分~)

【開催場所】
日本政策金融公庫 東京中央支店 4階
東京都中央区新川1-17-28

【ゲスト】    
株式会社日本政策金融公庫 国民生活事業本部
創業支援部 創業支援グループリーダー 森本淳志氏

森本淳志氏プロフィール:1993年 国民金融公庫(現日本政策金融公庫)に入庫。
渋谷支店、大阪南支店、神戸支店で約3000社の小規模企業及び創業企業の融資審査を担当。
広報部を経て、東京創業支援センター所長として多くの創業者をサポート、現職に至る。

【聞き手】
増田紀彦NICe代表理事

【詳細および参加申し込み】
http://www.nice.or.jp/archives/24724

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「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.24
(2014.1125配信)より抜粋して転載しました。
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