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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」53「ツマ楊枝を入れずに済む方法」




先端(尖端)恐怖症の方には申し訳ないが、楊枝。
たかだかあんなものでも、爪の間に突き刺さると、物凄く痛い。
私は年に1、2回、そういう不運な事故に見舞われる。
最近も、秋田県に向かう新幹線の中で、「ギャッ」と叫ぶ羽目になった。

駅弁に付いている箸を袋から取り出そうと、勢い良く袋を破った際、
何かの拍子で、一緒に入っている爪楊枝が、ブスッとくるのである。

出張のため、電車や飛行機で弁当を食べる機会が多いことがひとつ。
多いのなら、その危険性を肝に銘じておくべきだが、
弁当箱を空けるときは、えてして空腹の極みであり、
一刻も早くカロリーを摂取せんと、それどころじゃないことがひとつ。
そして、細くて小さい楊枝は、視覚でも触覚でも検知しにくいことがひとつ。

そういう「事故要因」を抱えるビジネスマンは、私ひとりではないと思う。

確かに、どんなに痛かろうと、生命にかかわる事故にはならないだろう。
だが、もしも上記の展開で私がそれなりのケガをした場合、
責任はすべて、ドシでマヌケなカメであるところの私に帰するのか?
だとしたら、納得がいかない。

いっそ、楊枝など入れないでほしい。
「それだとサービス低下と指摘されてしまう」というのなら、
歯間ブラシか糸楊枝に変更してほしい。
でも、楊枝一本とブラシ一本では、けっこうコストが違うだろうな。

楊枝程度の価格。箸袋に一緒に入れられるサイズ。ケガの危険がない形状。
それでいて、歯間の掃除ができるもの。これを満たすものがあればいい。
答えは身近なところにあった。
割り箸の一部がさらに分離して、楊枝になるように加工すればいいのだ。

つまり割り箸を、「使い終われば楊枝としても使える割り箸」に、
ほんのちょっと進化させようという話だ。

新たな何かを探したり考えたりするより、すでにあるものを活用する。
ここから発想していくと、アイデアの実現性は高くなる。


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第53号(2014/6/7発行)より一部抜粋して掲載しました。
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