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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ~ん なるほどねえ」6 一粒で二度おいしいの二倍



東京と青森で活躍するNICe正会員の上久保瑠美子さんは、
朝起きたら、ちゃんと自分で御飯をつくって食べる。
当然、次は使った食器を洗うのかと思えば、それは後回し。
キッチンから洗面所に移動し、
手にワックスやムースを取って、ヘアスタイルを整える。

その後、またキッチンに戻って食器と手を同時に洗う。

2回使うはずの水を1回で済ます節水効果はもちろん、
朝の慌ただしい時間の節約になることに価値があるという。

ささやかな節約術のように思えるが、
よく考えるとこの方法、「一粒で二度おいしい」ではなく、
「一粒で二度おいしいの二倍」になっていることに気付く。
使用水道料が半分、かつ、使用時間が半分になるのだから。

この発想を業務に取り入れることは十二分に可能だ。
もしくは、
この方法を業務効率化の合格基準にするという考え方もある。

簡単な理屈だが公式風にしておくとこんな感じ。
◆(所要時間×目標%)+(コスト×目標%)
 =一粒で二度おいしいの二倍

たとえば「移動」を題材に数値目標を入れると以下のようになる。
◆(移動時間×70%)+(交通費×70%)

●複数の訪問先があるなら、その順序を効率的に組む。
●初めて行く場所なら、最安交通費ルートの確認と合わせて、
 迷わないよう(時間ロスしないよう)、事前の道順確認を徹底する。
●東京-大阪の移動が頻繁なら、新幹線ではなく飛行機を使用し、
 マイレージを貯めて「ただ乗り」を励行する。
アイデアはほかにもいっぱいあるだろう。

いずれにせよ、ちょっとした節約に満足することなく、
さらなる「お得」を目指す貪欲さと工夫が経営者には必要という話。

ちなみに、「そんなにコストを減らしたらデフレが進行する」
というご意見もあるかもしれないが、大丈夫。
使える時間が増えた分だけ、人は直接・間接に消費を増加させるからだ。

やりくり名人の上久保さん曰く、
「頑張って早く仕事を切り上げて、早い時間に飲みはじめる!
でも、腰を上げる時間はどっちにしても午前様(笑)」。
消費拡大、間違いなしである。


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増田紀彦NICe代表理事が、
毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)に
NICe正会員・協力会員・賛助会員の皆さんへお送りしている
【NICe会員限定レター/「ふ〜ん なるほどねえ」スモールマガジン!】
増田通信・第6号(2012/06/14発行)より、抜粋してお届けしました。
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