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わくわくなるままに/上からリサーチ目線



最近は、オフィスにいる時間より、移動に費やす時間のほうが長い。
とはいえ車中は、書類作成やメール連絡、読書などに集中できるので、
かえってパフォーマンスは高いかもしれない。

だが、上越新幹線で新潟へ向かっている本日は、
車窓から流れる景色を眺めて過ごしている。

この新幹線が南北に貫く関東平野には、
田畑をつぶして造成した戸建て住宅地があちこちに広がっている。
新幹線の高架からだと、その家々の屋根が一望できる。

私は大宮駅を過ぎて高崎駅につくまでの間、ずっと屋根をチェックしていた。
チェックの結果は、私の予測を大きく覆すものだった。

何の話か?

ソーラーパネルの普及率を目視で調べていたのだ。

事前予想は5~10%。だがこれは大間違い。私の期待値が高すぎた。

目で見た限りだからおおよそ正確さには欠けるが、
だいたい300軒に1軒、
つまり0.3%程度しか普及していないのである。

これは市場としてのチャンスを意味するのか? はたまたその逆なのか?
推測はどうにでもできる。

その住宅群が、パネル設置に適さない屋根ばかりなのかもしれない。
その住宅に住む人々にとってはメリットが見えないのかもしれない。
そもそも情報が行き渡っていないのかもしれない。

一方、こんなものも見つけた。
大型パネルをあらかじめ屋根に組み込んだ新築アパート。
これだよね!

言うまでもないことだが
「それは売れるか、売れないか」
などという単純な議論は、ビジネスにおいて存在しない。

どのような人に、
どのような提案を、
どのような方法で、
どのようなタイミングで伝えるのか。

その問いに対する正解が積み上がって、それは売れる。

関東平野の延々と続く家並みが、
私にビジネスの原理を再確認させてくれた。

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