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N-1グランプリ2023(NICe後援)講演報告






2023年2月24・25・26日、つながりを「力」に、をテーマに、名古屋市で開催された「N-1グランプリ」。
ニューノーマル時代によりオンラインビジネスが進む中、リアルな出会いと学びを創出し、
リアルな出会いを通じて更に成長しあおうと、起業家が創る、起業家のための異業種交流型起業支援イベントです。
3日間にわたり、起業家同士が交流し合えるよう様々な企画やブース展示が施され、
次世代の名古屋圏を担う将来性のある起業家を選出する「NEXT NAGOYA No.1」も行われました。
 一般社団法人N-1 (代表理事:菅沼之雄NICe理事)
 オフィシャルサイト https://n-1.or.jp/

NICeは後援団体として参加し、
増田代表&小林理事による特別講演を実施。

講演のテーマは、
「震災被災地から、SDGs発信地へ!」
 あの3.11から12年。
 福島県の起業事例に学ぶ、持続可能ビジネスの視点と可能性

と題し、NICeツートップが、これまでつながり深く関わってきた、
先進的な持続可能ビジネスに取り組む福島県の起業実例を紹介しました。


・増田紀彦代表理事 
一般社団法人起業支援ネットワークNICe代表理事
「ふくしまベンチャーアワード2023」メンター
(元)福島県地域産業支援事業統括コーディネーター

・小林京子理事 
一般社団法人起業支援ネットワークNICe理事
(元)福島県6次産業化イノベーター





冒頭に小林理事が、
震災後、初めて被災地を訪れた時のこと、その後の支援活動の広がり、
そして、むしろ私たちが被災地から学び勇気づけられたことなどを語り、
増田代表へとマイクをつなぎました。

代表はまず、
政府が東日本大震災からの「復興期間」を
2025年度までと設定しているが、実際はどうなのか。
進まない復興再生の現状、そこから、福島県の起業家や経営者は
どう考え、どのような覚悟を決めているのか、が語られました。

政府に頼らず、

「自らの知恵と努力で、
復興と飛躍を進めていく」


その支柱となっているのが、震災からわずか2年後に開始された
ビジネスプランコンテスト「ふくしまベンチャーアワード」とのこと。
そして今や、福島県は、持続可能なビジネスの先進的な発信地へと成長している!

「ふくしまベンチャーアワード」は、福島県内において、新しいビジネスヘの挑戦や、
地域の社会的課題の解決に取り組む、チャレンジ精神あふれる起業家を表彰する事業です。
増田代表はスタート時から深く関わり、メンターとして、エントリー者を応援したり、
ファイナリストや起業家たちに親身にアドバイスとエールを贈ってきました。
そしてつい先月、今年2023年1月12日に開催された、
「ふくしまベンチャーアワード2022」の最終選考会へも出席。
その様子も交えながら、ファイナリストたちのビジネスプランを紹介しました。

物廃棄物や食品廃棄物から、
プラスチック原料を抽出する抽出する装置を開発。
化石燃料利用の削減と、資源の有効活用事業を確立している
トレ食株式会社
https://syokulabo.jp/

水生植物(ひし)が繁殖し猪苗代湖の水質悪化。ならば!と
刈り取り、実を食品やアクセサリーに加工して事業化に成功した
株式会社いなびし
https://inabishi.co.jp/

電気や水道が停止しても、稼働し続けられるトイレを開発。
ロハスのトイレ=自立型トイレの実用化を果たした
日大工学部中野教授
https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/230113venture-award2022/

ほかにも、
棄花卉から酵母を抽出し、リキュール製造を行うIchido株式会社、
フェアトレードで仕入れたコーヒー豆用の麻袋をバッグにする、
珈琲焙煎所ぼうし https://bo-shicoffee.com/
などなど、紹介されました。

「持続可能ビジネスは、
 必ず注目され、支持され、成長する。
 さあ、福島県の起業家に続こう!」と、
 
来場した起業家たちにエールを贈りました。


小林理事が講演を聞いていた参加者4名に対し、
「講演の中のどの話が印象に残ったか?」と質問。

「トレ食の植物からプラをつくる話に驚いた」
「菱は蕎麦に似ているから、確かにおいしいかもしれない」
「フェアトレードをしている知り合いがいるので、ボウシカフェさんのことを伝えたい」
「自立トイレの話を聞いて、し尿はそれ自体がメタンガスを出すので、
それを使って発電ができるかもしれないと思った」
などなど、それぞれが違う部分に興味を示していました。

会場との交流をしながらの60分、
みなさんには、大いに学んでいただけた特別講演となりました。
 
 


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