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vol.130【コロナに負けるな! 飲食店応援特別連載「飲んでつながって成長しよう!」最終回】



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Vol.130             2020.12.1 
つながり力で起業・新規事業!メールマガジン

 コロナに負けるな! 飲食店応援特別連載
 「飲んでつながって成長しよう!」

起業支援ネットワークNICe https://www.nice.or.jp

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このメルマガは、NICeの活動に参加された方々、
またはNICe代表理事・増田紀彦と名刺交換をされた方々、
および全国の起業家、経営者、農林水産事業者、起業・創業希望者、
地域振興関係者、中小企業支援・創業支援機関、一次産業支援機関の方々へ送信しています。

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 特別連載最終回を迎えての増田紀彦の思い

 人間は、どんな時代であっても、
「愛」と「胃袋」を満たされたい生き物だから。

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読者のみなさん、こんにちは。
NICe代表の増田紀彦です。

日本列島も、もうすっかり冬のたたずまいになりました。
お元気でお過ごしですか?

今年の8月27日に、連載開始をお知らせした、
上久保瑠美子の「飲んでつながって成長しよう!」も、
アッという間に最終回を迎えました。

連載開始当初はコロナ第2波のさなかにあり、
苦境に立つ飲食店経営者とスタッフの方々を少しでも励ましたいと、
このメルマガ配信を決めました。

その後、全国の陽性者数も減少傾向に転じ、
各地の飲食店に対する時短要請も解除、
時同じくして、GoToイートキャンペーンも開始されたことから、
このメルマガの最終回の頃には、業績も好転しているはず……、
と思っていたら、事態はそれほど甘くはなく、
冬場に入るや陽性者数はまたしても拡大基調に。
GoToイートにいたっては、
ただただ「やりましたよ」というポーズを、
国が見せるためにやったとしか思えないほどの期待外れぶりでした。

業績回復への兆しが見え始めていたタイミングでのこの状況。
心が折れかかっている方も、少なくないと思います。

言いにくい事を申し上げますが、
正直、この先の見通しが立たないのなら、
いったん撤退という判断もあっていいと思います。

何らかの好手を見つけることができていて、
それを実践する資金と人員とスキルがあるのでしたらいいのですが、
仮に無策のまま、国頼み、もしくは神頼みに終始しているのなら、
負っている傷は大きくなるばかりです。

攻めるのも経営なら、引くのも経営。

より良いタイミングで撤退を決断し、実行したのなら、
たとえ名刺から社長の肩書が消えたとしても、
その人は立派な経営者です。
反対に、手を打つことなく、いたずらに時間を費やすだけであれば、
たとえ社長と書いた名刺を持っていたとしても、
その人は経営者ではありません。

再起のタネを、食いつぶさないでほしいのです。
余力のあるうちに引けば、
来るべきときに、また事業経営に励むことも可能です。
そして、必ず飲食店ビジネスが復活する日が来ます。

かつて私の会社に勤務していた社員が独立して開いた飲食店の名前が、
『愛と胃袋』でした。
インパクトあり過ぎの店名ですが(笑)、当人に尋ねたところ、
「どちらも人が満たされたいもの」だからとのこと。深く納得しました。

そうです。人はその両方なくして生きることは不可能であり、
その、人としての不可欠な営みを手助けするのが、飲食店です。

世界を覆うコロナの霧が、いつ晴れるのか、正直わかりませんが、
青空が見えてくれば、間違いなく人々は飲食店に駆けつけます。

飲食店経営者のみなさん、我慢できるのなら我慢し、
そうでなければ早めに身軽になって次の勝負の準備に入りましょう。
私は心の底から、みなさんを応援しています。

さあ、どらみ(上久保さん)の最終コラムの始まりです。

でも、きっといつか続編が始まると私は考えています。
飲食店ビジネスが不滅なように、
そこで学び、成長していく顧客たちもまた、未来永劫、不滅ですから。


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     飲食店応援特別連載

      上久保瑠美子の
「飲んでつながって成長しよう!」最終回 

   いつもと違う店に行ってみる

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かつての私は日曜日ともなると、
毎週のように東京ドームシティへ出かけていた。

野球を見に行くわけではない、
遊園地に行くわけでもない、
コンサートに行くわけでもない。

目指すは、黄色い外壁が目印の、場外馬券場!

馬券を買ったら、いつもの赤提灯へGO!
酎ハイを片手にモツ煮をつまむ。
赤ペンを耳にかけ、競馬新聞を眺める。
そして、天井から吊るされたテレビの実況中継に注目する。

“最終コーナー回りました。先頭は残り200。
ダイワメジャーが早めにいった。
おぉっとここで、ディープインパクトが翼を広げたぁ!
外めをついてあがってくる。
ディープインパクト先頭、ディープインパクト先頭、間違いなく飛んだ。
ディープインパクトぉー!!!!!“

「ほらぁー、言ったでしょ♪」。
「いやぁーでもダイワメジャーもいいところだったんだけどなぁ」。

いつもの場所でいつもの仲間といつもの会話。

THE平和。

特に男性は「いつもの」が大好きだ。
いつもの飲み屋でいつもの仲間と、
いつもと同じ酒を飲み、いつもと同じ会話をする。

飲み屋だけではない。
いつもの床屋でいつもの髪型をオーダーするし、
いつもの洋服店でいつもと同じような服を買う。

なんてったって「いつもの」は安心なのだ。
私の夫も「いつもの」店にしか飲みに行かない。

「いつもの」が安心ということは、
「いつもと違う」ことは不安なのだろう。

たしかに、
初めての場所に行くとき、
初めての人に会うとき、
初めてのものを食べるとき、
おおかたの人は不安になる。

このエリアは危険じゃないか、
この人は危険じゃないか、
この食べ物は危険じゃないか、
どうすれば危機を回避できるか、脳はフル回転だ。

つまり、いつもと違うことをすると、脳は活性化する。

「いつもの」は楽かもしれない。
しかし、それだけを続けていたら、
確実に考える力や判断する力が衰えてしまう。

だから、時には、
いつもと違う駅で降りてみたり、
いつもと違うお店に入ってみたり、
いつもと違う人と飲みに行ってみたりしてはどうだろうか。
新しい発見が必ずある。

ちなみに私は初めて行った六本木のお店で
初めてニューハーフさんと出会い、
自分が女として努力が足りないことを、初めて知った(笑)。

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上久保瑠美子(かみくぼ・るみこ)
株式会社 i i(いい)代表取締役
https://kamikuborumiko.com/

プロフィール
1978年、青森県(旧)十和田湖町生まれ。都会に憧れ、
大学進学と共に「オラ、東京さいくだ!」と上京するも、
酒に溺れて退学。職を転々とした後、結婚、そして離婚。
「人生うまくいかない。」と年間300日以上、飲み屋で愚
痴る日々。しかしバーテンダーやスナックのママ、常連客
など多くの人と出会い、様々な「生き方」を学び、フリー
ターから経営コンサルタントへ転身。同時に再婚して出産。
3人の息子を育てながら、講演家として全国各地を飛び回る。
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か┃な┃り┃長┃い┃編┃集┃後┃記┃ ┃  
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いやいや、どらみちゃん、連載お疲れさま~~、
という感謝の気持ちを伝えようと思ったのと、
前回の編集後記にも書いた通り、
彼女にご馳走してもらってばかりの過去への償いの気持ちもあり、
過日、どらみの縄張りであるところの埼玉県川越市へ出張り、
なんだかんだで4軒はしご。
飲み代(のみしろ)は、むろん、私が全部持たせて頂いた。
わっはっはっはっはっ。やる時はやる私である。

しかも、接待名人の私は、彼女のお土産にと、
川越の酒屋で手に入れられるなどとは思ってもみなかった、
福島県古殿町の豊国酒造さんの銘酒『一歩己』を発見し、
さっそく買い求めて、これも持たせてやった。
が、酔っぱらったどらみは、それを行く先々の店で忘れるので、
仕方なく私が持ち運んでいたら、
なぜか、そのまま自宅まで持ち帰ってしまった~。
良いことをしたご褒美だと解釈し、当然、自分で飲んだ(笑)。

とまあ、酒飲みの思考や行動は、笑える事ばかりである。

いま、世界はコロナに苦しめられている。
もとより災害があり、戦争があり、飢餓があり、
貧困があり、差別や虐待があり、恨みや憎しみも渦巻く。
いったいどれだけの災厄が人類を苦しめ続けるのか……。

それでも、そんな世界であっても、人は生きている。
生きているのなら、笑いたいし、
笑える時と場所があることの尊さを、何より大切にしたい。

美味しい料理と美味しい酒は、
そんな笑えるひとときを、手助けしてくれる人類の宝物だ。
本当にありがたい存在である。

ただし、美味しい料理も美味しい酒も、
それらを共に味える誰かがそばにいてこそのもの。
美味しいものを、「美味しいね」と言い合える人が、
目の前に(当面は斜め前に)いることが人間本来の幸せだと思う。

………………

あらためて、この緊急連載をお読みくださった方々に、
深くお礼を申し上げます。

ありがとうございました。
どらみ(上久保さん)も、ご苦労さまでした。

さあ、また明日から、感染予防を徹底しながら、
大事な家族や友人や仲間たちと、
飲んでつながって大いに成長しましょう!
そして、心から大笑いできるよう(笑う時は手で口を押さえる)、
日々を一所懸命に生きていきましょう!
それではまた。

(NICe代表・増田)
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