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vol.104【増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」第18回:縁起物は売れる ~『伊達巻き讃歌』~】



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                         2020.1.14 
   「つながり力で起業・新規事業!」 メールマガジンVol.104

     起業支援ネットワークNICe /

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このメルマガは、NICeの活動に参加された方々、
またはNICe代表理事・増田紀彦と名刺交換をされた方々、
および全国の起業家、経営者、農林水産事業者、起業・創業希望者、
地域振興関係者、中小企業支援・創業支援機関、
一次産業支援機関の方々へ送信しています。

  ┃目┃次┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 
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【1】 シリーズ
    増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」
    第18回 縁起物は売れる ~『伊達巻き讃歌』~
    
【2】 「先輩経験談 あるある!ピンチ&リカバリー」
    柏木健児さん FCで独立、さらに独立 (和歌山県) 
    
【3】 新春スペシャル 頭脳交換会
    1月27日(月)@東京・神田
    3組のプレゼンテーマ決定!
    
【4】 NICeな仲間のチャレンジ応援
    築120年の古民家を、一棟貸しの宿泊施設に!
    

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    増田紀彦の「ビジネスチャンス 見~つけた」
 
     第18回 
     縁起物は売れる ~『伊達巻き讃歌』~
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まったくと言っていいほど、私は食べ物の好き嫌いがない。
というか、調理を失敗していない限り、何でも美味しいと思う。

なので、質問されて回答に窮するのが、「好きな食べ物は?」だ。
若い頃はそう聞かれると「大盛り!」と、ふざけて答えたりしたが、
齢(よわい)六十。さすがにそういう嗜好も収まってしまった。

「たとえば好きな魚は?」と、ジャンルを絞って尋ねられてもダメだ。
青い魚も赤い魚も、海の魚も川の魚も、冬の魚も夏の魚も、みんな好物。
それが野菜だろうが、肉だろうが、麺だろうが、パンだろうが何だろうが、
すべてにおいて甲乙付け難し、なのである。

ただし、唯一、お節料理に関しては、好きな具材のランクが付けられる。
中にひとつ、飛び抜けて大好きな食品が含まれているのである。

それは何か?
を、告白する前に、お節の代表的な具材と謂れについておさらいしておこう。

★数の子→卵がいっぱいだから子孫繁栄。
★ごまめ(田作り)→ごまめは五万米と書き表せるので豊作祈願。
★栗きんとん→きんとんは金団と書く。まさに金銀財宝が団子に!
★黒豆→道教で黒は魔除けの色。「まめ」に働くの意味もある。
★蒲鉾→半円の断面が初日の出のよう。赤は魔除け、白は清浄を表す。
★蓮根→穴が開いているので見通しが良い。
★海老→腰が曲がっているので長寿祈願。
★鰤(ぶり)→出世魚なので、それにあやかり出世祈願。
★くわい→大きな芽が出るので、出世。くわい=快でもある。

まだまだ、いくらでもあるが、とにかく、
日本人の縁起を担ぐ発想は、いや執念は、凄まじいばかりである。
では、私の大好物の発表。

「伊達巻き」だ!

どうだろう。「私も同じ」という人は、さほど多くないのではないか。
あの微妙に甘い味わいは、飯にも酒にも……合わない。
言うまでもなく、他のお節の具材との相性も……良くない。

言ってみれば、完全に浮いた存在。

私自身、なぜ、目の色を変えて、伊達巻き伊達巻きと騒ぐのかわからない。
恐らく、子供の頃に初めて口にした時の感動が、海馬の底に取り憑いていて、
「正月」というキーワードで、その記憶が顕在化するのではないかと思う。

でも、あれは、今食べても、やはり美味しい。私はそう感じる。
彦麿呂ふうに言えば、「日本のお正月のロールケーキや~~」である。

極上の白身や海老に溶き卵と出汁を擂(す)り混ぜた肌理(きめ)の細かさ、
ふっくらしつつも歯ごたえが残る奇跡の焼き加減。
そして、味醂と砂糖が醸しだす芳醇な旨味……。

ああ、やはり私は伊達巻きが好きだ。大好きだ。大大大好きだ!
世界の中心で、そう叫ぶことを厭わない覚悟も、すでに出来ている。

もちろん、伊達巻きもピンからキリまである。
関東圏だと、つきじ入船の1本数千円の伊達巻きが抜群に旨い。
もっとも正月用の伊達巻きは、各社ともレベルを上げて製造している。
全国ブランドの紀文もいいし、小田原の鈴廣や籠清、まるう田代、杉兼も、
焼津の川雄や足平も、新潟のイチマサも、仙台の阿部蒲鉾も、
そして福島県はいわきの夕月やかねまん、貴千も、みんな絶品だ。

要するに、伊達巻きなら何でも旨いということかもしれない(笑)。

ところで、お節料理としての伊達巻きの謂れをご存じだろうか?
実は、学問成就や文化興隆を願って食するものなのである。

他の具材が、長生きとか金持ちとか、本能的欲求丸出しなのに比し、
伊達巻きの、なんと奥ゆかしいことか。
簀(す)で巻いた出来上がりの形状が、書物の巻物の姿に似ることから、
こうした謂れを持つようになったそうだ。

それなら、お正月以外にも、口にすべきタイミングがあるだろう。
言わずとも知れた受験シーズンである。

前段でも記したが、日本人の縁起担ぎ意欲は世界有数である。
とくに現代は、正月よりも受験に対する縁起担ぎのほうが顕著だ。

試験会場に向かう日の朝、伊達巻きを食べよう。一口でいいから。

もちろん、学生さんだけの話ではない。
国家試験や民間試験など、社会人向けの試験にも効果はある(と思う)。

さらに言えば文化興隆にも御利益があるので、
各種の芸術イベントの成功を祈願して、
スタッフ全員で口にする、なんてのも、いいかもしれない。

恵方巻きがブームになったように、
伊達巻きだって、やればできる。 絶対にできる! 頼む、やってくれ!

ということで、今回の教訓。縁起物は、売れる。以上。



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 「先輩経験談 あるある!ピンチ&リカバリー」 第10回 
 
  FC本部を信じて、好立地の路面店で起業するも赤字続き。
 1年後に契約解除し、無店舗で再び独立!そこから広がるご縁
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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、
始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。
そんな「起業あるある!」事例から学ぶ新シリーズ。
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 柏木健児さん 1997年独立 和歌山県 
 コピーライター、印鑑・ゴム印の製造販売 販促物の企画製作
 
 名刺仕掛人 代表
 http://meisi4x.com
 はんこ侍E-SHOP
 https://shop.hankosamurai.com/
 
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キャッチフレーズや表現方法を熱心に研究し、
中小企業者のための効果的な“はたらく名刺”作成や、
手描きアーティストたちの作品を商品化して、
販売代行業としも活躍している柏木さん。
「人に助けていただき、ご縁で今がありますから」と
個人事業主や起業希望者の相談にも親身に応じている。
そんな柏木さんだが、脱サラで起業した1年目で大ピンチに陥った。

「印鑑・ゴム印製造販売、名刺印刷のFCに加盟したのです。
加盟金100万円、研修費用30万円、研修中の宿泊費用や
スパーバイザーの派遣にも全てお金がかかり、しかも、
『大阪市内の路面店にしなさい』と、店舗の場所も指定されて出店。
家賃が月に30万円!もちろん不安でしたが、
『大丈夫。月に200万円は売れる、半分は収入になりますよ』という、
本部の言うことを鵜呑みにしていました。ところが、
1年ほど赤字が続き、貯金も使い果たし、借金は数千万円に……。
それでも本部は『大丈夫!』って。全然大丈夫じゃありません!
翌月の家賃がもう払えない、と思った矢先、
一番信頼していたFC担当者が、退職すると詫びながら挨拶に来て、
あぁ、私もやめようと、思い切って店を閉め、FC本部へ商品を返却。
兄のマンションに居候し、無店舗で事業を再開しました。

ところが、その途端、受注が入るようになってきました。
キャンセルが間に合わずに掲載された、電話帳広告の効果でした。
何が幸いするかわかりません。
その後、子どもの誕生を機に、妻の実家のある和歌山市へ移転したのですが、
『場所はどこでも構わないから』と言ってくださるお客さまも多く、
なんと今でもご贔屓にしていただいて、ありがたいことにご紹介もたくさん。

起業やってみなはれ! いろんな人が助けてくれます、と言いたいです。
いろんな人とつながって、学んで、コツコツ積み重ねていったら、いつか実を結ぶ。
どんなことも無駄ではないし、それぞれに意味があると思えます」


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 あなたの挑戦を応援しマッスー☆ワンポイントガイド
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起業・独立のひとつの方法として、フランチャイズチェーン(FC)へ
の加盟があります。事業を成功させるためには、精神的資源(意欲)、
知的資源(アイデアや計画)、物的資源(資金や資産)などが適切に
揃っていることが必須です。FCはこれらの資源のうち、「どのように
してビジネスを成功させるか」というノウハウ、つまりは知的資源を
本部が加盟者に提供し、加盟者はその取得のために加盟金を支払うシ
ステムです。と、ここまでは一般論。現実には、提供するノウハウが
貧弱な本部もありますし、加盟金を取ったら後は放置に近いような本
部もないわけではありません。印鑑ビジネスの市場性を評価した柏木
さんのセンスはOK。ただし、本部選びが甘かったと言わざるを得ま
せん。FC加盟の鉄則は、一にも二にも本部選びと覚えてください。で
も、最終的に物を言うのは、柏木さんの談話にあったように、自らが
捻り出した知恵とたくさんの応援団です。それだけは肝に命じましょ
う。ちなみに柏木さんの応援団長は、和歌山出身の奥様ですね。家族
は大切です。(ますだ)


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       「新春スペシャル頭脳交換会」
        1月27日(月)@東京・神田
       3組のプレゼンテーマ発表!!!
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開催まで2週間を切りました「新春スペシャル頭脳交換会」。
公募により、3組のプレゼンターも決定です。
どうぞふるってお越しください。

〇「最高級の宇治茶を売りたい」諏訪幸子さん(京都府)
〇「胡散臭く思われる薬膳を広めたい」服部樹里さん(東京都)
〇「会津地方のお米袋のデザインへのコメント求めます」齋藤 健さん(福島県)
(参加申し込み先着20名様にそのお米をプレゼント)
〇新春スペシャルなので、増田代表ミニ講演あり

【参加お申込み】webフォームこちら
 https://ws.formzu.net/fgen/S85304268/

【詳細はこちら】
 /archives/47637

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      NICeな仲間のチャレンジ応援!

 築120年の古民家を、一棟貸しの宿泊施設として蘇らせたい    
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八ヶ岳南麓へ家族で移住し、レストラン「Terroir愛と胃袋」を
営むNICeな石田恵海さん&鈴木信作さんご夫婦。今年4月に「田
舎サスティナブルステイ」を楽しむ、古民家一棟貸しの宿「旅と
裸足」グランドオープンを目指し頑張っています。ただ今、クラ
ウドファンディングで応援者を募っています。応援&ご声援どう
ぞよろしくお願いします。
 https://readyfor.jp/projects/tabitohadashi
 

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 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃編┃集┃後┃記┃ ┃  
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みなさんはもう初詣にいかれましたか?
私は1月中を目指していますが、少しドキドキしています。
というのも、有難いことにここ3年連続、おみくじが「大吉」。
家族からは「大吉女」と呼ばれていますが、
去年は、大吉を引いてすぐインフルエンザに大当たりしました。
今年はどうでしょう。楽しみです。

次号は1月21日頃に配信の予定です。
(NICe広報・岡部)
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 増田紀彦代表およびNICe会員への
 講演・取材依頼はこちらフォームにて受け付けています
 http://ws.formzu.net/fgen/S41692880/
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■ 代表理事 増田紀彦

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