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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、 始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。 そんな先輩たちの実体験から学ぶ「起業あるある!」&ワンポイントガイド。
第8回 老舗の建材業から、健康を築く「健築業」へと大転換。  だが資金難から500円玉ハゲが2つも。自らを信じあえて外交へ!


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 「先輩経験談 あるある!ピンチ&リカバリー」 第8回 
 
  老舗の建材業から、健康を築く「健築業」へと大転換。
 だが資金難から500円玉ハゲが2つも。自らを信じあえて外交へ!

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起業したては誰もが新人。独立してから遭遇する、
始動して初めてわかる、直面するピンチや悩みの数々。
そんな「起業あるある!」事例から学ぶ新シリーズ。

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大刀豊暁さん 2006年代表、2009年代表取締役就任(1858年創業)
 福井県 リフォーム業、健康関連サービス業
 
 株式会社オーケン
 http://www.ohken.org/index.html
 健築屋オーケンの免疫陶板浴
 https://tobanyoku.jp/
 アバンダンスプランニング
 https://abundance.bz/
 
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老舗の建材業6代目を継いだ大刀さんは、建材業界の行く末を案じ、
リフォーム業へと大きく舵を切った。
目玉にしたのは、抗酸化リバース工法だ。
建材にバイオ技術で開発した抗酸化力の高い酵素溶液を活用したもので、
住む人に、癒しと健康の住まいを実現する健康回復住宅とも呼ばれている。

この工法の良さを伝えるためには、
体験してもらうのが一番と考えた大刀さんは、
抗酸化リバース工法を活用した陶板浴室3床を無料で開放。
これが予想以上に評判を呼び、さらに約5000万円を投じて
2007年、浴場施設運営・オーケン抗酸化陶板浴きずなを開業した。

「体験いただくと、その良さには絶賛いただくのですが、
本業のリフォーム注文へとはなかなか直結しなくて……。
しばらくは資金繰りに苦しみました。
気が付けば、5円玉どころか、500円玉大のハゲが2つも。

交通費も節約して、一時はこもりそうになったのですが、
待っているだけじゃダメだと、経営者の勉強会やセミナーにも
あえて積極的に参加して、ヒントや打開策を求めました。
陶板浴の利用者さんに営業電話をするのも気が引けていましたが、
勇気を出して電話してみると、『待っていたわよ!』と言われることも。
もっともっと発信する、外へ出る、能動的にアクションしようと努めた結果、
受注にもつながり、気が付けばいつの間にか、ハゲも消えていました。

資金繰りは今も、常につきまとう課題ですが、そういう時こそ
外へ出る勇気、タネをまき続ける努力、つながるための経費は
惜しまないことが大切だと実感しています」

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 あなたの挑戦を応援しマッスー☆ワンポイントガイド
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まさに「案ずるより産むが易し」ですね。営業を専門とする担当社員
であれば、見込み客への接触に、ためらいを感じることなど、まずあ
りません。ところが、その事業を発案した経営者自身は、事業の公共
性や社会貢献性を誰よりもわかり過ぎているために、うかつに対価を
求めたせいで、その商品やサービスの普及を妨げるのではないかと心
配してしまうことがあります。ですが、大刀さんの事例のように、価
値あるものは、必ず欲してくれる人がいるものです。そのうえで、高
額商品の場合は、お客様が買いやすくなるための手立てを、何重にも
講じることが肝要です。当然、そのための直接間接の投資も必要です。
じっとしていても、何も起こらないのが事業。動くべき時には、しっ
かり動き、お金を使うべき時にはしっかり使うことが肝要です。売り
上げは、商品自体への評価であると同時に、それを提供しようとして
頑張った企業活動への見返りでもあるのです。(ますだ)


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「つながり力で起業・新規事業!」メールマガジンVol.95
(2019.8.21配信)より抜粋して転載しました。
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