pickup! NICe日記 第65回 山地伸幸さんの「勉強は誰のために」
・
【増田紀彦の講評】
講評:筆者のノブさんは、こう言っています。「一生懸命勉強する社
長は多くいます。社員教育するための情報・知識を得ようとするので
す。しかし本当の勉強は、社長である自分が変わるための勉強である
べき」だと。当たり前の話なのですが、ノブさんがそう声を大にした
くなるほど、学習の目的を勘違いしている経営者が少なくないのでし
ょう。半面、自分ばかりが知識や情報を得て、それを社員に少しも共
有しない経営者もいるものです。どちらも困ります。そして、どちら
も結局のところ、「会社とは何か」が、よくわかっていない人たちな
のだと私は思います。会社は、世の中があってのものです。トップの
理念や理想を、刻々と変わる世の中において、いかに実現していくか
が会社の務めです。そうであれば、その理念をより深めるために、そ
して、理念を実現するための事業戦略を練るために、さらには戦略を
実行するスタッフにそれを浸透させるために、学習と研鑽に常に取り
組むことが、経営者には求められています。そう考えると、経営者は
実に大変な仕事だと感じます。ただし、一生学べて、一生成長を遂げ
ていける仕事だとも言えます。そう考えると、とても幸せな仕事だと、
私は思ってしまいます。
■□■───────────────────────■□■
「pickup! NICeな仲間の日記から」第65回
7月最優秀日記
山地伸幸さんの「勉強は誰のために」
■□■───────────────────────■□■
全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合う
NICeのSNSの投稿から、今回は、増田代表が選んだ
2018年7月 月間最優秀日記をご紹介。
なお、毎月の最優秀日記を候補に年間グランプリを年末に決定します。
───────────────────────────
会社を良くするために社長は色々考えます。
時にはコンサルタントを入れ指導を受けることもあります。
それでも会社が良くならない。変わらない。
良くならない第一の要因は社長にあることがほとんどです。
社長の考えが変わらないのに社員が変わり、会社が変わるはずはないのです。
極論を言えば、社長を替えれば会社が良くなることもあります。
しかし社長としてはそれを認めることが出来ないでしょう。
一生懸命勉強する社長は多くいます。
それは会社を良くするのがその目的です。
社員教育するための情報・知識を得ようとするのです。
しかし本当の勉強は、
社長である自分が変わるための勉強であるべきです。
そこのところが分かっていない。
自分は変わらないで、社員達を変えようとする。
自分は出来ていないのに社員に強要しようとする。
「誰に負けない努力をしよう!」「燃える闘魂!」「お客様が第一!」
「感謝の気持ちを持とう!」「利己でなく利他の心を大切に!」
「お客様第一!」
そのようなことは社長がまず第一に実行しなければ、
社員はそれを実行しようとしません。
どのようにするのか社長が手本を見せねばなりません。
それをしなければ社員も会社も変わるはずはありません。
勉強は誰のための勉強なのか。
そこのところをよく考える必要があります。
勘違いして、勉強で得た知識をすぐ社員に使いたがる社長がいます。
全く逆です。
そこのところ分からないと社員教育が無駄になってしまう。
社長は分かっているはずなのに実行している社長が少ない。
「優れた社長」と「そうでない社長」との違いはここにあります。
2018年07月04日 投稿
┌───────────────────────────┐
北海道札幌市/NICe正会員・山地伸幸(やまち・のぶゆき)さん
株式会社ヤマチオフィス 代表取締役
NICe会員情報はこちら
/category/members/members-hokkaido
└───────────────────────────┘
※これまでの月間最優秀日記はこちら
/nicediary
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この日記は、NICeのSNSに登録すると、
閲覧およびコメントをつけることができます。
また、このほかの優秀日記2作もご覧いただけます。
SNS登録及び利用は無料です。