pickup! NICe日記 第54回 ayanさんの『セルフレジと利便性』
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合う
NICeのSNSの中から、ご本人の承諾を得て投稿記事を転載。
今回は、増田代表が選んだ2017年8月 月間最優秀日記をご紹介。
なお、毎月の最優秀日記を候補にした年間グランプリを年末に決定します。
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先日、初めて「バーコード読み取りは店員さんがやって、
支払いのみセルフレジ」というお店で買い物をしました。
全部自分でやってこそセルフレジでは?と思いつつもレジに立つと
「現金またはクレジットカードでお支払いですか?」と質問されました。
「現金です」と答えて、精算用のセルフレジに行くと、
選択項目に「現金」ボタンがあって結局それも押す必要がありました。
さっきの質問に答えたのは何だったのだろうか、
と何だかげんなり(実際には電子マネーかどうかの確認かもしれませんが)。
フロアを見渡しても読み取りはレジ係の人がいるし、
機械を導入して人件費を削減したようにも見えません。
むしろセルフレジの使い方に困ってる人がいたときにお手伝いするために、
見回り係みたいな店員さんが増えていました。
これ、誰得なんだろう。
きっと、どこかで誰かが得をするからこの形式になったのでしょうが、
正直買い物客目線ではまったく使いやすくありませんでした。
でも、ふと考えてみると、こういうのって他のことでも言えるよなぁと。
私の場合はWebアプリを作ることが多いのでそれで例えると、
「作りやすいけど利用する側にとっては困惑させるだけの画面遷移やボタン配置」、
「そんなに便利でもない、作り手の自己満足で組み込まれた謎機能」。
作る側に立ったときと、使う側に立ったとき。
同じものでもまったく別物に見えてしまうんだろうなぁと思いました。
「ユーザーの立場で考える」。
ビジネス書籍などでも手垢まみれの知識ではあるのですが、
油断すると忘れやすいことでもあるので、
これを機に日頃からもっと意識するようにしよう、と、
決意を新たにした夕暮れ時でした。
※2017年8月26日投稿
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東京都/NICeユーザー・ ayanさん
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