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NICe代表理事の増田紀彦が、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポ ーターへ送っている【NICe会員限定スモールマガジン増田通信】の中から、一部のコラムを抜粋して掲載しています。
増田通信より「ふ〜ん なるほどねえ」126 知っていて損はない、千昌夫



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<最近の提案> 知っていて損はない、千昌夫
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旧知のこんにゃくメーカーの社長が、新商品を開発したと連絡してきた。
さっそく試食したところ、とても美味しく、想定価格にも競争力があった。
ところが、ひとつ問題が……。
社長は、そのこんにゃくに『北国の春』という名前を付けたいと言う。

『北国の春』は、新潟県の酒造会社が登録している商標だが、
この商標は、酒類に限っているから、こんにゃくなら侵害にはならないと思う。
むしろ気になるのは、千昌夫さんがヒットさせた楽曲のほうだ。

♪白樺~ 青ぞ~ら 南風……の、あの曲。

ご存じの方もいると思うが、楽曲のタイトル自体に著作権はない。
しかし、その名前を商品に付けた場合、不正競争防止法違反が心配だ。
なので、社長がこの名前にこだわるのなら、
「本商品と歌謡曲の『北国の春』とは関係ありません」など、
何らかの注釈を表示したほうがいいかもしれないと思った。が、
私は法律家ではないので、そんな際どい判断を提案することはできない。
結局、社長には「ほかの案を考えたほうが賢明」とアドバイスした。

という一連の話を、ある会議で発表したところ、
参加者の多くが、『北国の春』という楽曲を知らないと言い出した。

「えっ? 千昌夫のヒット曲ですよ」と追い打ちをかけてみたら、
今度は、千昌夫って誰? という話になってしまった。
30~40代の出席者が多い会議だったせいだろうが、正直ショックだった。

だが、日本は高齢化社会だ。私の常識にも、まだまだ価値はある!
そう言い聞かせて、明日からまた、明るく元気に日々を過ごそうと思う。
若い皆さん、国内の大きな市場を獲得したいなら、年寄りと仲良くしましょう。


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増田紀彦NICe代表理事が、毎月7日と14日(7と14で714(ナイス)!)
に、NICe正会員・協力会員・賛助会員、寄付者と公式サポーターの皆さん
へ、感謝と連帯を込めてお送りしている【NICe会員限定レター「ふ〜ん
なるほどねえ」スモールマガジン!増田通信】。
第126号(2017/6/14発行)より一部抜粋して掲載しました。
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