産業サポート白河 女性のためのプチ起業セミナー入門編 開催報告
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2015年10月10日(土)、一般社団法人産業サポート白河主催の「女性のための起業セミナー 入門編」が開催され、NICe増田紀彦代表理事が講師を務めました。
増田代表は話す一方ではなく、参加者への問答とワークと笑いを交えながら、サブテーマ「急がば回れ!基礎をしっかり体得しよう」と題してセミナーをスタート。まずどのような得意分野を生かして起業するか。それがどのような意義を持ち、起業後も強みとなるか、“己を知ることが大切です”というお話しから。では、実際に自身の得意分野はどのようにしたら見つけることができるのかを伝授し、受講者ひとりひとりの適性を洗い出していきました。
次に、独立・起業を考える際に最初にすべき3つの確認作業「動機・資源・課題」を共有し、さらに「動機」は2種類に分けら、さらに3種類ずつの項目にそって考えることで、独立・起業の本気度を自己チェックできることを学び、各自チェックシートに記入していきました。続いて、起業はあらゆる資源をフル活用することが大切であり、自身だけでなく周辺人物の資源をできるだけ洗い出していくワークを行い、さらにそれらの資源を複数組み合わせることで、他者が真似できない事業アイデア発想法を実践形式で学びました。
休憩をはさんで、次は開業資金について。「起業を実現させるのも、成功させるのも、お金ではなく、価値を生み出す知恵である」と、実際に資金をかけずに事業展開している3名の女性起業家の事例が紹介されました。この3名の女性起業家がどのような得意分野を持ち、自他の資源をどのように生かして、どんな顧客像を定め、どのような知恵を絞って、事業を展開しているか、詳細に分析することで具体的に落とし込んでいきました。また、それぞれ明確に顧客像を定めていることにより、基本計画と実施計画がぶれず、小資金で無理のない事業を実践できていることを共有しました。増田代表は最後におさらいとして、起業準備段階の4ステップとその順番の大切さ、それぞれの内容、重要度を念押しし、起業前も起業後も今回学んだ基礎をしっかり念頭にして学び続けるようエールを贈りました。
学びの後は、同会場にて交流会も行われました。飲み物とケーキのほか、参加者のみなさんが持参された手づくり食品も振る舞われ、すっかり和やかな雰囲気です。自然と会話が弾み、すでに起業されている方の体験談や今抱えている課題についてフリーディスカッションへと展開。今年9月に起業された方から課題が打ち明けられると、増田代表が解決へむけてアイデアを大募集。すると多数の解決策が飛び交い、セミナーで学んだ内容の復習にもなって、さらに学びが深まる有意義な時間となりました。
次回2015年11月7日(土)は「女性のためのプチ起業セミナー」実践編です。
講師は同じく(社)起業支援ネットワークNICe 増田紀彦代表理事が務めます。
今回の入門編に参加されていない方も受講できますので、
どうぞふるってお申し込みください。
「女性のためのプチ起業セミナー」実践編
【開催日】2015年11月7日(土)13:00〜16:00
(16:00以降、交流会を予定しています)
【対象】起業に興味関心がある、起業したいと思う、また起業したが学びたいという女性の方
【場所】白河市産業プラザ産業支援センター(白河市図書館)
【定員】20名程度
【参加費】無料
(交流会参加の方は、お茶とケーキの軽食代500円をいただきます)
●参加お申し込みはこちら
一般社団法人産業サポート白河
参加者氏名、住所、連絡先を明記の上、FAXまたはお電話、E−Mailでお申込み下さい。
TEL:0248−21−7361(担当 小室)
FAX:0248−21−7362
E−Mail:sunport@train.ocn.ne.jp
取材・文、撮影/岡部 恵