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ウイークエンド交流会 しらかわ“食”ビジネス創造!(NICe協力 )第1回 開催報告







2015年7月17日(金)、産業サポート白河(白河市立図書館内)にて、「ウイークエンド交流会 しらかわ“食”ビジネス創造!」第1回を開催しました。

これは、“楽しく交流しながら”を大切に、共に学びながら“食”ビジネスを創造していきましょうと、白河市共催、一般社団法人起業支援ネットワークNICe協力により、7月から12月までのほぼ隔週のウイークエンドに全10回シリーズで開催される起業家支援・創業支援のための交流会です。

コーディネーターは、福島県6次化イノベーター、福島県6次化事業体コーディネーター、ふくしま6次化創業塾主担任講師などを務め、県内6次化推進役のひとりであるNICe増田紀彦代表理事。自ら取材収集した全国各地の起業家の知恵や役立つ情報を、面白く、楽しく、そしてわかりやすく伝えてくれます。全10回それぞれに、“食”ビジネスにまつわるテーマで、先輩起業家ゲストと増田代表がトークを繰り広げ、オープニングには、同じく福島県6次化イノベーターを務めるNICe小林京子理事によるアイスブレイクを、またエンディングにも美味しい試食交流タイムを設けた3部構成で、聞く一方の勉強会とはひと味もふた味も違う、“楽しく交流しながら学び合える”2時間プログラムです。


▲白河市立図書館内にある産業サポート白河。ウイークエンド交流会事務局・小室強さんのあいさつでスタート!

初回となった7月17日には、白河市内をはじめ、棚倉町、須賀川市、会津若松市、栃木県那須町などから、“食”ビジネスに興味がある方、いつか始めてみたいと思っている方、すでに始められている方、お米や果実、野菜などの生産者さん、6次化商品に取り組んでいる方など、21名のみなさんが集いました。

最初に、コミュニケーション&ファシリテーションの第一人者であり、福島県6次化イノベーターでもある、NICe小林京子理事によるアイスブレイクが行われました。ほとんどの方が初対面同士でしたが、小林理事オリジナルの自己紹介シート『つながりQ10』を使って、あっという間に和やかな雰囲気に。


▲▼自己紹介シート『つながりQ10』には、名前やお仕事のほか、“食”にまつわる質問が書かれており、通常の自己紹介ではわかり合えない“人となり”が楽しく伝わってきます。その質問のひとつ、「遠来の友人に振る舞いたい食べ物は?」を、参加者も運営スタッフも全員が発表。「自分でつくったオムライス」「立ち食いお寿司をおごります!」「実家がきゅうり農家なので美味しいきゅうりを」「具だくさんのお味噌汁」「うちの果実ぜんぶ!」「煮魚です」「会津なので、こづゆ」「米農家なので炊きたてのうちのご飯で何か」「スペアリブづくりに凝っていたので自慢のスペアリブ」「パスタ」「日本料理で煮物を」「家族みんなが美味しいと言ってくれたおにぎり」「白河ラーメン」「今、私が食べたいお蕎麦を」などなど、全員が異なる回答を披露。食の話題は、世代も地域も業種も越えて盛り上がる!を、オープニングから実感しました


和やかな雰囲気になった後は、コーディネーター増田代表による、「逆転発想が生みだす地域発ヒット食品」 のお話。意外な発想からヒット食品へと展開した、全国各地の6つの事例が紹介されました。その誕生のきっかけ、動機、実現するための頑張りどころ、ピンチを乗り越えたアイデアや周囲のサポート、そして現状などを増田代表がわかりやすく、楽しく、「これは何でしょう?」「いくらで販売していると思いますか?」などと、時おり参加者へ質問しながら、笑いを交えながら学び合いました。



いずれの事例にも共通していたのは、「成功者は、決して一人で頑張らない」ということでした。異なる業種や異なる地域など、他者と関わることにより、意外な発想や逆転の発想が生み出され、実現へと道が拓けていくということ。増田代表は最後に念押しするかのように、こう語りました。
「意外な発想、逆転の発想というのは、それはそれは素晴らしく面白いですが、それを実現するためには、いろいろな手助けが必要です。今日ご紹介した山口県のみかん農家さんとジャム屋さん、青森県のニンジン農家さんとレストラン、北海道の非農家の経営者と宮崎県の果実農家さん、和歌山県のブランドみかんと若者など、どれもひとりではなかったですよね? 自分ひとりだけで頑張ろうとしないことです。もちろん頑張りはしますが、ひとりではない、ということです。いろんな業種の人、自分とは違う立場の人と話し合ったり、やり取りをしていくうちに、『それならこうしたらどうだろう』『うちの地域ならこういう方法ができるよ』と盛り上って実現した事例ばかりでした。

今日この後の交流タイムも、今後の会でも、『自分は専門家じゃないから、その業界じゃないから』と遠慮をせずに、その逆で、違う立場だからこそ、専門じゃないからこそ、逆転の発想やアイデアが生きることが多々ある!という今日の事例を、どうぞ忘れないでいてください。そういう意見をどんどん出し合う交流会にして、みんなで盛り上がっていきたいと思います」



休憩をはさんで試食交流会を行いました。今回は、本場アメリカンカップケーキです。
全員で試食しながら、「ターゲットは誰か?」「どのように広めたら効果的か?」「その場所やシチュエーションは?」「見せ方は?」など、さまざまな意見が出されました。



「ウイークエンド交流会 しらかわ“食”ビジネス創造!」第1回に参加されたみなさんからは、

「楽しくあっという間の2時間でした!!これからも参加したいと思います」
「楽しかったです、今後も楽しみです!」
「新たな交流が広がり、中身のあるお話をうかがえました」
「思っていた以上に面白かったです」
「普段、聞けないようなお話を聞けて、たいへん参考になりました。白河ならではの食ビジネスができれば良いと思っています。次回も楽しみにしています」
「増田先生のトークが面白く、ぐいぐい引き込まれます。和やかな雰囲気もとても良かったです」
「自分は場違いかなぁと最初は不安でしたが、素敵な方々と触れ合えて、増田さん、小林さんのお話も参考になり楽しかったです」
「食のテーマから発想の展開が広がって、面白かった!」
「勉強になりました!これからも期待しています」
「今日は楽しみに来ました。このまま人生を終わらず、何かみんなで世の中に役立ちつつも自分が楽しみながら仕事を見つけられたらいいなぁと思っています。今日参加してとても勉強になりました」

次回、「ウイークエンド交流会 しらかわ“食”ビジネス創造!」第2回は、
8月7日(金)18時30分から、笑いと知恵がいっぱいのゲストトークです。
石川町で農園Cafeやい子ばぁちゃんを営む大平美代子さんをお迎えし、
増田代表があれこれ聞き出します!どうぞお楽しみに。



参加お申し込みはこちら
一般社団法人産業サポート白河
参加者氏名、住所、連絡先、参加ご希望の日時を明記の上、FAXまたはお電話、E-Mailでお申込み下さい。参加費は500円です。
TEL:0248-21-7361(担当 小室)
FAX:0248-21-7362
E-Mail:sunport@train.ocn.ne.jp

※12月までほぼ隔週で開催します。全回ご参加はもちろん、2、3回の単発ご参加ももちろん歓迎しています。どうぞお気軽にお越しください。詳細はこちら

取材・文、撮影/岡部 恵

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