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増田紀彦代表主宰「切磋琢磨の会2015」第2回 開催速報





2015年2月19日(木)東京港区で、NICe増田紀彦代表 主宰「切磋琢磨の会2015」第2回が開催された。これは2014年2月からスタートし、1年を通して連携ビジネス創出を目指して計画的に討論型学習を重ねていく実践形式の少人数勉強会。2015年からは新方針を掲げ、毎回ひとつのビジネスプランをテーマにじっくり討論し、事業のブラッシュアップを図ると同時に、参加者各自の強み発見や事業強化につなげていく訓練の場として始動した。第2回となる今回は、2014年12月に開催された第2回「NICeなビジネスプランコンテスト」入賞者である白川正志さん(NICe会員情報はこちら)がプレゼンターとして登壇した。

白川さんは精密機器メーカーの3代目であると同時に、自身が開催した様々なレクリエーションツールを活用し、ジュニアとシニアの「運動あそび塾・しらさん家(ち)」も運営。さらに、地域イベント、企業・団体の組織の活性化を図る「ばらんすもうR」大会の企画・運営・指導を目指して、2014年12月22日に「ばらんすもう協会」を設立した。(HP: http://www.balance-sumo.org/
「ばらんすもうR」とは、白川さんが開発したレクリエーションツール「ばらんすてっぷ」を使って、3人1組のチームを組んで手押し相撲の対戦をするバランス運動あそびのこと。参加者はさっそく、白川さん指導のもと体験してみた。



「ばらんすてっぷ」は、空気が入った袋状の2つの足乗せステップが、チューブでつながれているもの。3人1組のチームを組んで手押し相撲の対戦をする「ばらんすもうR」では、これを4セット配置して使用する。各チューブは、それぞれ別の人のステップへつながっているという仕掛けだ。
靴を脱いでステップの上に足を乗せてみると、表面に凹凸があり、踏みこむと足裏全体がマッサージされるような気持ち良さ。と同時に、チューブを通じて空気が別のステップへと送り込まれるので、足元がとてもアンバランスになる! 踏み込んだ自分もぐらぐらするが、空気を送り込まれた相手もぐらぐら。つまり意図的に、対戦相手のステップを変形させることができるという仕組み。このグラグラ・むにゅむにゅのアンバランスな状態で、手押し相撲をするのが「ばらんすもうR」というわけだ。

3人対3人のチーム対抗が基本で、ルールはシンプル。まず各チームから1名ずつが対戦する。その両者が両足をステップに乗せ、ほかのチームメンバーは片足をステップに乗せて空気を送り込んだり、凹ましたりして援護する。合図とともに手押し相撲をして、ステップから落ちたほうが負け。交代で3回行い、勝敗が決まる。当然、バランスをコントロールしようとするが、他者からの影響で予測不能なアンバランス状況になるため、手押し相撲する間もなくステップから落ち、負けてしまう人も。闘争心に火が着き、しばし時間を忘れて笑い声が響いた。







白川さんは、みんなでつながる・感じる・愉しむをコンセプトに、体幹・インナーマッスルの基礎づくりにも貢献したいと「ばらんすてっぷ」を開発したという。3人組を基本とした理由として、社会の最小単位である3人組での団体戦により、まずはチームワークの構築。そしてチームで作戦を立てる→実践してみる→ふりかえる→次に活かそう→またチームで作戦を立てる というように、 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)のPDCAサイクルで継続して楽しめる仕組みにしたと説明。親子でチームを組むことで親子の絆を深めたり、子ども同士なら子どもたちの未来を生き抜くチカラ・人間力育成に、また企業や団体でも、チームビルディング、レクリエーション、組織活性化を目的にしたイベントなども想定している。

全員が「ばらんすてっぷ」のグラグラ・むにゅむにゅの面白さ、バランス能力と反応能力の向上にもつながることを実感したところで、改めて白川さんの事業プランを全員で共有。増田紀彦リードのもと、課題である認知度向上と普及、そして事業強化へ向けて、活発な意見・アイデアが飛び交う“切磋琢磨”が始まった。





 





●次回の「切磋琢磨の会2015」第3回は、3月19日(木)
【千葉陽子の事業プランを、みんなで切磋琢磨する!】

※詳細・参加方法、プレゼン申請についてはこちら
http://www.nice.or.jp/archives/27179

取材・文、撮影/岡部 恵

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