pickup! NICe日記 第3回 寺田勝紀さんの『2足のわらじ』
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全国各地の異なる業種・地域・世代の人々が出会い学び合うNICeのSNSの中から、
ご本人の承諾を得て、投稿したNICe日記を転載。
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世の中には2足のわらじ、なかには3足のわらじという人がいます。
そのなかでは成功している人も、思ったようにいっていない人もいます。
さて、その違いは……?
僕自身もそうでしたが、26才のとき、起業して間もないときは不安もあり、
あれもできますこれもできます、とついつい言ってしまってました。
で……、2年ほど鳴かず飛ばずの時代があり、
とある先輩にいわれ、「ジュエリーショップ専門」と名乗ったんです。(笑)
まあ、会社員デザイナーの時代、一番多く関わってきた業種に絞ってみました。
すると、あれよあれよという間に仕事が増え……。
また、コンサルタントを始めた39才のとき、
とある先輩にいわれ「飲食店専門」と名乗ったんです。(笑)
すると、あれよあれよという間に仕事が増え……。
端的に言うと、「○○のプロ」と名乗っても、
「○○」以外のお仕事もお話は頂けるんです。
現に僕のお客さまは、
業種別に言うとジュエリー1割、飲食3割、物販4割、その他2割。
今までを振り返ると、物販店やネットショップに関わるお仕事が一番多いんです。
ちょっと意外でしょ?
なので、まずは「○○のプロ」と名乗ることをおススメしています。
何でもできますという人と、
どちらが選ばれやすいか、頼みやすいかは明確ですよね。
心配しなくても、いい仕事をしていれば紹介も頂けますし、
これもできますか?、あれもできますか? と、聞いてこられます。
ということで……。
経験を積み重ねて広がってきた仕事はともかく、
起業前や間もないころは次の3つを意識しましょう。
●ずらずらと資格を並べるのはやめる。
●何でもできます、やりますは言わない。
●できない仕事は断る。
を、おススメします。
特に3つ目。
少しくらいの違いならチャレンジして分野が広がる、
ということもあると思いますが、
全くの分野違いやレベル違いの場合は、
できないことや苦手なことに手を出して失敗するよりも、
専門家を紹介して成功した方が喜んでいただけます。
しっかりとひとつひとつ積み重ねていきましょー!
※2012年12月29日投稿
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大阪市中央区/NICe正会員・寺田勝紀(てらだ・まさとし)さん
ベンチャービジネスカレッジ 代表
株式会社ベンチャーコンサルタント 代表取締役
NICe会員情報はこちら
http://www.nice.or.jp/category/members/members-osaka/page/2
●NICeのSNSの中に投稿されている、フレンドからの紹介文
「初めてリアルで会ったのは2009年2月11日、
茨城県つくば市で開催された『NICe交流会 in つくば』でした。
大阪からわざわざ? この人、なんだろう?と思っていたら、
本職はデザイナーのはずですが、起業支援にめちゃ熱い。
その後も何度か寺田さんの起業セミナーを視聴しましたが、
自らの体験と実績に基づいたノウハウやハウツーを惜しみなく、
わかりやすく提供し、親身にアドバイスする姿はとても頼もしい。
人間的には泥臭く、ユニークな面も多々ありますが(笑)、
それもまた、寺田さんが多くの人から慕われる魅力のひとつでしょう。
ぜひみなさんにもつながってほしい、起業家応援団長のひとりです」