第18回 NICe全国定例会&ビジネス交配会 in 福岡 開催報告
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2013年5月25日(土)、株式会社イーハイブ共催、福岡市およびフジサンケイビジネスアイ後援、福岡大学次世代人材開発研究所、一般社団法人中小企業事業推進機構らの協力により、福岡大学の中央図書館多目的ホールにて、第18回NICe全国定例会&ビジネス交配会が開催された。”小さな力が交わると大きな力へ。次の世界を自ら築く。まずは相手を知ることから”と題して「交」を大テーマに、第1部はNICe増田紀彦代表理事の基調講演。第2部は、やまぐち総合研究所・中村伸一所長と(株)イーハイブ取締役・平井良明氏による「ビジネス交配会」。第3部は、「地域活性化、食、IT、高齢化社会を考えるコールセンターの新しい取り組み」という事業プランを、参加者全員でブラッシュアップしていく“頭脳交換会”を実施した。参加者は福岡県内をはじめ、埼玉県、東京都、神奈川県、大阪府、和歌山県、山口県、長崎県、熊本県、鹿児島から70名が結集した。
▼第18回NICe全国定例会in福岡実行委員の
西田ミワ氏(左)の司会によりスタート。福岡大学商学部 次世代人材開発研究所 田村肇教授(右)からご挨拶をいただいた
▼第1部は、「つながり力の強化で、新たなビジネスを創造しよう!〜時代変化に振り回されず、心ゆたかに未来に進むために〜」と題して、NICe増田紀彦代表理事の基調講演。時折、質問を投げかけ参加者にもマイクを差し出す“問答スタイル”
▲▼第2部では、(株)イーハイブ 取締役・
平井良明氏(上)、やまぐち総合研究所・
中村伸一所長(下左)の両氏により、ワークを交えた「ビジネス交配会」。東京から参加した
伊藤佳代子氏も登壇してコラボ体験報告
▲第3部は、NICeの勉強会ではおなじみの「頭脳交換会」。ファシリテーションのスペシャリスト・
NICe理事・小林京子氏が総合ファシリテーターを務め、プレゼンテーターにはhappos合同会社 代表
島田昭規氏が登壇した。
島田氏のプレゼン後、事業展開についてアイデアを話し合う前に、小林氏はまず「自分の地域にはこんな問題がある!」をテーマに各グループで意見を出し合うように指示。わずか5分で、10グループに分かれた参加者から、以下の意見が発表された
●自分の地域にどのような問題があるのか?
・商店街に人が少ない
・そもそも住民がいない
・子どもが少ない
・老人比率が高い
・田んぼばっかりで田舎過ぎる
・資源がいっぱいあるのに活用されていない
・地域の問題点に気付かないことが問題
・危機感がない
・歴史があるのに語らない
・保育園が少ない
・近くに店がない
・独居が多い
・人間関係
・仲良くしているように見えて陰では大変
・村八分
・防犯活動に携わる若者が少ない
・飲食店がない
・いのししなどの獣害
・地域の特色がはっきりしない
・自転車マナー悪い
・自転車がすぐ盗まれる
・ゴミ出しのマナー悪い
・ひったくりが多い
・子育て世代の主張が強い
・町内会の存続が危ぶまれる
・近所付き合いがない
・ネガティブな人が多い
・ゴミの処理問題、分別収集が少ない
・学級崩壊、学校崩壊
▼発表された「地域のさまざまな問題」を踏まえ、ではコールセンターを活用して解決できるものはないか? それをどのように実行してくか? という本テーマに突入! 地域社会を元気にする・地域の課題を解決するコールセンターの活用方法について、10グループで15分間話し合った後に発表へ。さらにUSTREAMによる参加者も含め、フリートークによる意見を求め、“マイク係”を担った増田氏が場内をまわりアイデアを収集
▲すべてのアイデアを書き留めた小林氏から最後にまとめ報告が行われ、多彩なアイデア出しをした全参加者およびUSTREAM視聴者へ拍手が贈られた
取材・文、撮影/岡部 恵