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第4回 独立・開業 “実感” ワークショップ  レポート






2014年3月22日(土)、株式会社リクルートキャリア アントレ編集部主催、アントレnet会員限定「第4回 独立・開業“実感”ワークショップ」が開催された。これは、独立・起業を検討中の人を対象にした企画で、「雇われない生き方」と「新たなビジネスの機会」を発見してもらうことを目的に今回で4回目の開催となる。4部構成のプログラムのうち2つのプログラムでNICe増田紀彦代表が総合ファシリテーターを、またNICeの小林京子理事も増田代表とともにグループワークの進行役を務めたほか、先輩起業家としてNICeメンバーから、菅沼之雄氏、池邉洋子氏、柏木健児氏の3名も登壇した。

プログラム第1部は、社会保険労務士の伊関淳氏を講師に、独立・開業する前にやっておくべき準備・手続きを項目ごとに学ぶ「独立・開業ダンドリ」講座。第2部は、日本政策金融公庫による「かしこい資金調達」講座。第3部は、株式会社アクアネット 代表取締役 民谷昌弘氏による「失敗しないためのフランチャイズ加盟講座」と、増田代表と小林理事がファシリテーターを務める「先輩に聞く、開業“実感”ツアー」のいずれかを選択できるエントリー制。第4部は、参加者から無記名で提出された質問状を増田代表が選び、先輩経営者や識者ら9名のパネリストに回答してもらう「直接聞けない開業後のリアル公開質問会」が実施された。


■第3部「先輩に聞く、開業“実感”ツアー」



NICe増田紀彦代表と小林京子理事をファシリテーターに、すでに独立・開業している様々な業種の先輩経営者6名から、体験談をリアルに語ってもらうプログラム。先輩経営者は2名ずつ3組にわかれ、30分ごとに3つのテーブルへ移動するしくみで、参加者は先輩経営者6名全員の話を聞くことができる。
独立のきっかけや動機、背景。現在の仕事や業種を選択した理由、判断基準。独立について誰に相談したか、周囲や家族の反応。開業資金をどのように調達したか。独立準備期間中の学習法やスキルアップ。前職の経験をどのように生かしているか。開業当初のエピソード。ピンチや苦労、そして醍醐味、今後の展望など、リアルな体験談を語ってもらった。


■第4部「直接聞けない 開業後のリアル 公開質問会」



もっと聞きたい・実感したい、という参加者のために設けられた公開質問会は、毎回人気のプログラム。会場内に設けられた質問箱へ、参加者は無記名で質問状を投函。質問受付の締め切り時間と同時に、増田代表が気になる質問を選び出し、“ぶっちゃけ”でパネリストに投げかける。回答する6名の先輩経営者と、日本政策金融公庫の森本氏、伊関氏、民谷氏には、どのような質問なのか、事前には何も知らせてはいない。




「開業当初、どのように営業した?」
「ターゲットへの有効なアプローチは?」
「ネットの活用は?」
「広告宣伝費は? 効果的なツールは?」
「仕入れ先をどのように決めた? 重要ポイントは?」
「運転資金はどのくらい用意した?」
「どのタイミングまで計画通りだった?」
「方向修正が必要と思った時、改善時期とその判断基準は?」
「売り上げ見込みを下回ったことは? どう切り替える?」
「スタッフの育成、マネージメントは?」
「資金調達、公庫とそれ以外は何がどう違う?」
「公庫には何度でも融資申し込みができる?」
「融資額は多めに見積もったほうがいい?」
「フランチャイズ本部の開業資金融資制度は?」
「開業後の相談相手は?」
「アドバイスや意見はどこまで聞く? どう判断する?」
「独立を後悔したことはある? どう乗り越えた?」

などの質問に対して、体験談や本音が語られた。
その後、引き続き同会場では懇親会も開かれ、参加者同士の交流はもちろん、
先輩経営者や識者へ直接質問・相談することもでき、和やかな雰囲気で盛り上がった。



取材・文、撮影/岡部 恵

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