NICe創業・新規事業セミナーin久留米(福岡県)レポート
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2013年9月21日(土)、福岡県久留米市市民活動サポートセンター『みんくる』で、「雇われずに生きるためのヒントを学ぶ! NICe創業・新規事業セミナー」が開催され、地元久留米市や福岡市をはじめ、八女市、太宰府市、岡垣町など福岡県内各地から計8名が参加して学び合った。
雇われずに生きるためのヒントを学ぶ!
NICe創業・新規事業セミナーin久留米
講師/一般社団法人起業支援ネットワークNICe 増田紀彦代表理事
【プログラム】
■第1講 13:30〜14:30
なぜ起業や新規事業を考えるのか?
まずは自己の資源と動機を確かめる!
■第2講 14:30〜15:30
資金不足はネックではない。
むしろそれはプランと経営力とを強化する!
■第3講 15:30〜16:30
誰を、どう、幸せにするのか?
狙う相手をしぼり、その相手を理解する!
【所感】
市民活動サポートセンター『みんくる』は、市民活動の拠点という位置づけだけでなく、市民の憩いの場としても使われているスペース。会議室のあるフロアの交流スペースではちょうどフリーマーケットが開かれており、手づくり品や久留米らしい物品が販売されていた。貸ロッカーやメールボックスが完備されたビジネススペースであると共に、市民が気軽に憩える場が共存しており、セミナー会場となった会議室も、リラックスした雰囲気が流れていた。
13時半、今回のセミナーをコーディネートした、NICe会員・
森光繁勝さんが増田紀彦NICe代表を紹介し、セミナーが開始。
増田代表は、自己紹介もそこそこに参加者全員の自己紹介に移り、少人数ならではの親近感からさっそく笑いも起こる。NICe古参会員の澤曉史さんの顔も見える。
第1講は、「川に鮭の群れがいたらどうするか?」の質問からスタート。
ワークシートと代表との一問一答で、小さい頃の行動や志向から、自分にとっての動機を表現する動詞を見つけ整理していく。次に、自分の資源の組み合わせでは、
・フォークリフト+ペーパークラフト
・祭り+ピアノ+PCスキル
など、可能性を秘めた考えが次々と出た。
第2講は、「~が無いが、どうする?」のブレインストーミングで、常識的なものから徐々に独創的なアイデアへと深めていく。続いて、資金不足をバネに成長した数々の事例を折々で紹介しつつ、増田代表が繰り出す問答により、場はさらに和んでいった。事例の企業名をさっそくPC検索する参加者もおり、話題がますます広がっていく。
第3講は、ターゲット目線での幸せの理解と提供について。自分自身の起業ヒントになる質問に対し、増田代表はひとつひとつ丁寧に応えていった。
業種・職種・仕事の仕方・世代等の違う参加者全員が知り合い、浮かび上がる課題を共有していく充実した3時間となった。この機会にできたつながりがさらに発展していく予感を抱きながら、再会を約して16時30分に終了。
撮影/
森光繁勝、
小林京子
取材・文/
小林京子